2015年2月アーカイブ

2月のおすすめ


こどもはえらい!

ブックあかいえのぐ.jpg サラとサイモンは仲のいい姉弟。お父さんは画家です。けれど、お父さんの絵はなかなか売れなくて、家族は貧しい暮らしです。それでも2人はお父さんの絵が大好き。いい絵を描いてもらうために、すすんで家の手伝いをしていました。そして、本を読むのが好きな2人は、親切な古本屋の主人の手伝いもします。店にはお父さんの絵も飾らせてもらいました。
けれど、とうとう家にはお金がなくなってしまいました。お父さんの絵を仕上げるためには、赤い絵の具が必要です。そこで、2人の考えた方法は...。
子どもたちの知恵、勇気、家族を助けたいという一途な思いが、まわりの大人たちの気持ちまで変えていきます。子どもたちの気持ちが、やさしい絵とともに絵本からあふれだしてきます。
ぜひ親子で読んでみてください。




あなたはどれだけ知っていますか?

ブックキッチン.jpg ある日突然、自分の身近にいてくれた大事な人がこの世からいなくなる...。そのときあなたはどうしますか。
この本に登場する桜井みかげは幼いころに両親、中学生で祖父、大学生で祖母を亡くし、天涯孤独の身に。祖母の葬儀が終わり、毎日力なく過ごしてキッチンで寝起きしていたとき、葬儀を手助けしてくれた青年、田辺雄一が訪ねてきます。
祖母の友人だった雄一の勧めで、みかげは、彼と彼の〝母親〟えりこさんと3人で暮らすことに。田辺家でのにぎやかな暮らしは、みかげに生きる力をくれ、3人は本当の家族のようになっていきます。しかし、ある事件が、みかげや雄一の人生に暗い影をおとします。
何度読み返してみても新鮮な気持ちになれる小説です。みかげと雄一が事件をどう乗り越えていくかにも注目して読んでみてください。


紹介者:大津市立図書館 原恵以子さん・木屋智尋さん