2015年3月アーカイブ

3月のおすすめ



友だちは何人いますか?
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 ある日「えーともだちやです。ともだちはいりませんか。ともだちいちじかん、ひゃくえん」と、主人公のキツネは〝ともだちやさん〟を始めることを思いつきました。お金をもらって、友達になってあげるのです。
 歩いていると、クマに呼ばれ、食事の相手をすることに。食べたくないイチゴを無理に食べ、しくしくするおなかを押さえながら、200円いただきました。
 また歩いていると声がかかります。のぞいてみると、オオカミが「トランプの相手をしろ」と言うのです。トランプで楽しく遊んだ後、お代をもらおうとしたキツネにオオカミは、「ともだちから金をとるのか」と言います。はたして、キツネはオオカミからお代をもらうことができるのでしょうか?
 本書を読んでみて、本当の友だちについて考えてみませんか?








誰もが本の旅人になれるのです    
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 秋庭市のはずれもはずれ、ススキばかりが生い茂る斜面のど真ん中にある、秋庭市立図書館。ここが本書の主人公、新米司書・文子の職場です。
 文子は、彼女を温かく見守り、育てようとする先輩の能勢や日野らと、1日あくびをかみ殺しながら、利用者の少ない図書館で働いています。
 ところが、ある日を境に職員の目を盗み、閉館後の図書館に居残ろうとする少年らが次々現れます。彼らはいったい何を目的にしているのか、また何を狙っているのか。
 短編5作からなる本書では、日常の謎とその解決が描かれ、読者は最後まで気が抜けません。
 また、司書の能勢が少年たちに言うセリフに、図書館を象徴する印象的なフレーズがあり、司書ならずとも多くの方の心に響くと思います。
 本書をきっかけに、皆さんも図書館に足を運んでみませんか?



紹介者:草津市立図書館 深田暁子さん