今月のおすすめ本

ほわわーんと香るやさしいせっけん

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 森の外で遊んできたカラスは、白くてまるくていいにおいのするものを拾ってきました。それは人間が使う「せっけん」だと、物知りのフクロウが教えてくれました。
 カラスが試しに体を洗ってみると、さっぱりして、いいきもち。あまりきもちがいいので、カラスは森のみんなにもせっけんを貸してあげることにします。うわさを聞いた森の動物たちがやってきては、体を洗ってきれいになって、みんな大満足です。しかし、ゾウが体を洗った後、大事なせっけんが見当たらなくなってしまいました。せっけんはどこへいってしまったのでしょう?
 繰り返し出てくる「じゃぶ じゃぶ ぷるる ぷわららら」という音が楽しく、耳に残ります。読んだ後もきっと、思わず口ずさんでしまいますよ。






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人生はびっくりが続くからこそ楽しい?

 「毎日忙しくて、一人でゆったり読書する時間なんてない!」という方には、すぐに読めて、でもちょっと深い、こんな絵本をおすすめします。
 仲の良い夫婦のところに、小包が届きます。中に入っていたのは、ピンク色をした小さくてかわいい生き物、ザガズー。世話に手のかかるザガズーのことを夫婦は幸せいっぱい、愛情いっぱいにかわいがりました。ところがある日、朝起きてみると、ザガズーの様子がおかしいのです。大きなハゲタカの姿になってしまっていて、おそろしい声で鳴いては二人を困らせます。そしてまたある朝には小さなゾウになり、またある朝には...。
 本の冒頭で訳者の谷川俊太郎さんが解説を寄せていますが、先には読まないで。この解説はぜひ、本文を読み終えてから読んでください。



紹介者:草津市立図書館/大西協子さん(こども本・おとな本)