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こんにちは、農家ママです。
買い物に行くにも気を遣う…そんな方におススメなお店があるんですよ。
今回は、新鮮な有機栽培の野菜が買える軒先市のご紹介です。
軒先きを借りて地元オーガニック野菜の販売
しが農業女子100人プロジェクトメンバーの仲間が、近江八幡市為心(いしん)町の町家〝藤ya〟の軒先きを借りして、地元オーガニック野菜を販売しています。
農薬や化学肥料を使わずに育った野菜は、うま味も栄養もギュっとつまってます。
また、今注目の免疫力UPにもなるといわれているだけでなく、野菜本来の味が濃いので、調理時間や調味料が節約できて、ママにはうれしくてヘルシーな食材。
そして、循環型農業でもある有機農業での野菜を食べて頂けると、環境保全活動に繋がります(^^)
「オーガニック軒先市」のきっかけ
さまざまなイベントの貸スペースとなっている町家〝藤ya〟。
ここの家主・藤木さんから、「周辺の住民には、高齢者が多く買い物難民になっているので、月1回くらいでマルシェをしたい」と言う相談を、「しが農業女子100人プロジェクト」メンバーの「小林ファーム」の小林めぐみさんが受けた事がきっかけだそうです。
ただ農家側からすると、いろいろな問題があるんです。
例えば、「マルシェはいきなり利益が出るわけではない」「野菜は単価が安いのでかなりの数を売り上げないと儲けが出ない」「売れ残りはどうするのか?」「オーガニックはスーパーの野菜より少し高め」など、理解してもらうのに時間がかかりそうなど切実な問題があります。
それらを踏まえた上で、いろいろと意見というか本音を互いにぶつけて実現!
家主の藤木さんが「農家を応援したい!」
と軒先きの無人販売を提案してくれたんです。
そして、一人では野菜の種類も寂しいからと、同じ市内で有機農業をしているプロジェクトメンバーの「近江園田ふぁーむ」の飯盛加奈子さんと二人で、今の持続可能な『オーガニック軒先市』がスタートしました。
農業で社会的な課題や問題の解決もできる、ユニバーサル農業経営を目指してる私としては、この始まりのキッカケにも感動しました。
売れ残った野菜は子ども食堂へ
そんな素晴らしい軒先市も、最初始めた時はお客さまも少なく野菜は残るばかりだったとか。
それでも家主の藤木さんが「続けよう」と言って下さり、続けられたそうです。
毎月続けていくうちに徐々に常連のお客様もつき、お客様からは「楽しみにしている」と言われ、今ではSNS上でも「軒先市行けました!」と、常連さんの投稿も見られるようになったんですよ。
今では野菜も取り合い(笑)で完売することが、ほとんどとなったようです。
それでも天候が悪くて売れ残る時も。
そんな時は、売れ残った野菜は全て「すくすくちゃん」という子供食堂へ、寄付しているのでロス・廃棄がないそうですよ。
循環型農業で、地域の社会課題も解決し食材循環も生み出した二人。
二人を支える藤木さんや常連のお客様との関係性にも、農業が可能にする地域コミュニティのカタチを学ばせてもらえました!
農業をする皆の共通する喜び
お客様からおいしいと言って頂けた時、それが私達・農業者の何よりも喜び で、それまでの苦労も吹っ飛びます。
「もっと頑張ろう!」という明日への活力になります。
また、彩り鮮やかな野菜を食卓に並べて、子供たちから「これは何の野菜?」なんて言葉が自然と出てくる、こんな家族の会話が弾むのも野菜づくりの良さ♪
「これからも女性としての 観点からも様々な角度から、どんどん農業を、そして滋賀を盛り上げていけたらなって思って います」
と、お二人の言葉。これは農業をする皆の共通する喜びであり目標です。
こんな共通する思いと目標を持つ仲間と繋がれてることにも感動させてもらえました。
町家〝藤ya〟さんは、日牟禮八幡宮鳥居を背に右手向かいの薬局 「健康ファーマシー」さんの角左に入ってすぐです。
オーガニック軒先市
【日時】 毎月1回、土、日(無人販売)開催日は、小林ファームさんのFBイベントページで案内
【場所】 藤Ya(近江八幡市為心町元20)
【問い合わせ先】
小林ファーム
https://www.facebook.com/pages/category/Agriculture-Company/小林ファーム-1535810316656031/
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この記事を書いたのは
農家ママ
農業LOVEの農業女子です。 農業からの御縁で、大津市に嫁ぎました。滋賀の比叡山の麓に広がる棚田を守り継ぎながら≪未来ある子ども達の為に農業を幸福産業にする≫を目標に、愛する息子の子育てとともに夢を叶えるべく頑張っています。