ロクハ公園で
土方久功/作・絵 福音館書店(900円・税別)
ひとりでおつかい行けるかな
ある日、こぶたのぶたぶたくんは、忙しいお母さんの代わりに一人でおつかいに行くことになりました。〝ぱんやさん〟と〝やおやさん〟でちゃんとお買い物ができたら、帰りに好きなお菓子を買ってもいいのです。
「ぼくだってひとりでいけるのさ」。かごを片手に元気よく家を出たぶたぶたくん。たどり着いた先では一風変わった人たちがぶたぶたくんを出迎えます。お母さんの前では自信たっぷりのぶたぶたくんでしたが、お店の人との慣れないやり取りには戸惑うことばかり。途中で出会った仲良しのかあこちゃんやこぐまくんの助けも借りながら、はたして無事に帰って来ることができるのでしょうか。ぶたぶたくんの成長がほほ笑ましいお話です。
随所に声に出して読む楽しさが詰まっているので、ぜひ親子で読んでみて下さい。最後に出てくる種明かしもお楽しみに。
紹介者:草津市立図書館/桂木梨紗さん
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