ランチとマッサージが堪能できる、東近江市の癒やされスポット
「食べる順番は野菜から」というベジファーストの食べ方は今や常識? 健康志向の食べ方が注目される中、「体にいいと聞いて取り入れているけれど、本当の理由は答えられない」という読者が多いよう。女性の食習慣への関心度を探ってみました。紙面協力/南日本リビング新聞社
食習慣への疑問解決で健康に!
調べたいことがあれば、すぐにスマホで検索できる時代。でも、溢れる情報の中から、正しい情報を拾い上げるのは至難の技です。
リビング編集部で女性読者を対象に、気になる食生活についてアンケートを実施したところ、235人もの読者が回答。「1日2食より3食の方が太らないって本当?」「甘いものを食べるなら間食より食後がいいの?」など、食習慣に関する疑問や悩みが続々と寄せられました。そこで、読者の疑問や悩みを大公開。気になる疑問をQ&Aで紹介します。
正しい食習慣を学び、健康的な体づくりを始めませんか。
読者アンケート
食べる順番を意識する?
食べる順番として「野菜から食べる」と回答した人がほとんど。でも「なぜベジファーストがいいの?」との疑問も。その回答は、下のQ&Aをチェックして!
- 教えてくれたのは
- みつお産婦人科
管理栄養士 横山 笑子さん
\読者発/
食習慣のギモンQ&A
野菜から食べる「ベジファースト」って何がいいの?
血糖値を上げにくい食べ方につながります。サラダなど、食物繊維が豊富なものから先に食べることは、満腹感が得られるとともに、糖の吸収を穏やかにする効果があります
食べ過ぎたら食事を抜いても大丈夫?
食事は1日3食が基本。欠食は食後、血糖値上昇の原因となるので、抜かない方がいいです。野菜や海藻類、豆腐など低カロリーな食事を少量食べることをお勧めします
甘いものを食べるなら間食より食後がいい?
食べるなら食後。甘いものは血糖を上げてしまいます。空腹よりは食後の方が血糖を上げる速度が遅くなるので太りにくくはなりますが、食べる量には気を付けましょう
卵は1日何個まで食べてもいいの?
健康な人であれば、明確な個数制限はありません。以前は「1日1個まで」といわれていましたが、今は、卵は良質なタンパク質のほか、ビタミンやミネラルも含む栄養面で優れた食材と見直されています。1日1個は食べてほしい食材です。成長期の子どもなら2、3個食べてもOKですよ!
管理栄養士が注目するのはココ!
タンパク質と野菜の摂取量
タンパク質は〝材料〟で、野菜は〝大工〟
両方、そろっているのが大切!
「体づくりに欠かせないのがタンパク質と野菜。これをセットにして、どれだけ摂取できるかが、健康的な体を作るキーワードになります」と横山さん。
肉や魚、大豆製品などに含まれるタンパク質は、筋肉や骨など、体の基礎を作る栄養素。一方、ビタミンを多く含む野菜は、摂取した栄養素を体内に届ける役目を担っています。
「タンパク質は3種類以上、野菜は1日350g(約片手4杯分)の摂取が理想」と横山さん。ところが、タンパク質を3種類以上とっている人は半数を超えているものの、野菜を必要量とっている人はわずか5%。
「家づくりに例えると、タンパク質は家を作る材料で、野菜は大工さん。良い材料がそろっても肝心の大工さんが不在では家は建たないですよね。さまざまなタンパク質食材と野菜を食べることが、健康的な体づくりにつながりますよ」
読者アンケート
1日にタンパク質を何種類とっている?
読者アンケート
1日に野菜は片手何杯分食べている?
アンケート調査/2019年12月25日〜20年1月7日、20代〜70代の女性を対象に実施(有効回答数235)
「野菜を食べよう」と意識することからスタート
食習慣の悩みの中には「健康的な暮らしがしたいと思い、レシピ本や健康本を購入し、トライするものの長続きせず。バランスのよい食事を載せているブログを見ては、自分と比較し落ち込んでいます」という声も。
「人と比べる必要は全くありません。また、レシピ本通りに作ろうと頑張らなくていいんですよ。旬の野菜をカラフルに数多く取り入れようと意識することが大切です」と横山さん。
まずは意識改革から! サラダにはナッツ類やじゃこ、フルーツを加えて食感も彩りも楽しい一品に。残りは、肉と炒めたり、具だくさんのみそ汁にしたり。豆乳入りの野菜ポタージュスープなどもおすすめ。「冷凍野菜も上手に活用しながら、野菜生活を楽しみましょう」
\読者発/
食習慣のギモンQ&A
〜野菜・果物編〜
冷凍したら野菜の栄養が変わる?
保存状態にもよりますが、栄養的には変わりません。冷凍野菜も上手に活用しましょう。キノコ類は冷凍した方が栄養価が上がります
サラダと温野菜どっちがいいの?
どちらも偏らず食べましょう。生野菜だけでは量を多く食べられず、温野菜では熱に弱いビタミンや酵素がなくなってしまいます。野菜は季節のものを取り入れるのが大切
食事中は麦茶、緑茶、水など何がいいの?
おすすめは水。麦茶はミネラルが多くカフェインが含まれていないので子どもにおすすめです。緑茶は鉄の吸収を阻害するので、食事中は控えた方がいいですよ。温度は熱すぎず冷たすぎず、体温に近い温度がいいです
夜に果物を食べるのはよくないって本当?
太るのを気にするなら夜に食べるのは控えましょう。果物に含まれる果糖は、吸収がいいので朝はエネルギーに、夜は脂肪に変わりやすいためです。運動後のビタミン・糖分補給としてならいつ食べてもOK
ちょっとした意識で楽になる!
野菜を食べる工夫3か条
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- その1常備野菜の種類を増やそう
- 家に常備野菜は何種類ありますか。いつもの食材に加え、季節の野菜や葉もの、カラフルな色味のものなどストック品を増やして。
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- その2調理法を変えて味わおう
- 生のまま(サラダ)・ゆでる(おひたし)・炒める・焼く(オーブン焼き)・煮る・漬ける(漬物)など調理法を変えれば味も七変化!
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- その3完璧を目指さない
- 張り切りすぎると息切れして長続きしません。冷凍野菜や乾燥野菜なども上手に活用し、簡単な調理で済む料理から始めましょう。
プラスワンアドバイス!
忙しい朝や野菜不足を解消するのに大活躍してくれるのが青汁。これにタンパク質食材を加えて混ぜると、必要な栄養素を手軽に摂取できる栄養ドリンクが完成! 横山さんは10年続けています。
\野菜とタンパク質が一度にとれる!/
青汁入り豆乳ドリンク
- ◎材料(1人分)
- 牛乳+豆乳…150cc
青汁…1包
きなこ…好みの量
ソイプロテイン…好みの量
牛乳と豆乳を合わせて150ccをベースに青汁、きなこ、ソイプロテインを好みの量でOK。全部を加えてしっかりと混ぜ合わせていただきます。