「古今東西マイボトル展」で不思議なボトルとの出会い
ドラマチックなひとときを
こんにちは。心だけは永遠の乙女のノッポです。
皆さん、シャンソンと聞いて何を思い浮かべますか?
大人の雰囲気漂うムーディな音楽で、ナイトクラブで流れているイメージでしょうか…。
私は、あまり日常生活では馴染みのない音楽のような気がしていました。
そんなある日、「最近、シャンソンを習い始めたから発表会に来てくれない?」と、友人からの思いがけない誘いが。
「シャンソンって人生そのものなんよ。歌の課題がそのまま人生の課題やから」
友人の熱い思いに興味がわき、行ってみることにしました。
発表会の会場は、栗東さきらの小ホール。
コロナ対策ということで、座席を一つずつ空けて半分の収容人数での開催。
入り口でも検温や、消毒など対策を徹底されていました。
出演者は、滋賀県在住で活躍されているシャンソン歌手のKusuyoさんと生徒の皆さん。
通称「クスヨチルドレン」、略して「クスチル」と呼ばれているそうです。
友人は初舞台。
初々しい緊張感もにじませながら、なかなかの美声で女心を歌い上げていました。
シャンソンは「一編の短いドラマ」といわれているそうで、曲の間、1本のミュージカルを見ているかのように世界に引き込まれました。
歌い手は、主演男優であり、主演女優といった感じでしょうか?
時に力強く、時にロマンティックに、時になまめかしく。
「枯葉」「愛の賛歌」といった有名な曲から「ラ・ボエーム」「街燈」など初めて聞く曲まで。
見ごたえのあるステージが続きました。
歌詞の端々に「パリ」だとか「モンマルトル」だとか、異国情緒が漂っていました。
ドラマティックなメロディは、恋を失うことすら甘美に思えてくるから不思議です。
もう乙女心が暴走しそうでした。
そして最後の曲。
「今、この瞬間を輝かせれば、周りの人たちはその光に包まれて、おのずと幸せを感じることができるのではないか?」
という想いが込められたという新曲を全員で歌われました。
私もただ聞いているだけで同じドラマを生きたかのように感じ、なんだか酔いしれてしまいました。
シャンソン、とっても良かったです。