9月15日みんなで大津港前広場にあつまれ〜!《※雨天のため中止》
こんにちは縁太郎です。
比叡山にある霊窟の石仏、蓬莱丘地蔵に行ってきました。
坂本ケーブルの蓬莱駅通過時に目にしたことがある方も多いのではないかと思いますが、
比叡山に向かうメインの登山道からは行くことができないのでちょっとした冒険です!
スタートは南善坊
京阪坂本線、坂本比叡山口駅より徒歩10分の坂本ケーブル駅より歩いて南善坊へ。
南善坊への階段は登らずに左の道へ進みます。
柵を越えて進んでいきます。
100メートルほど進むと左手の線路を挟んだ向かい側に蓬莱駅の提灯が見えてきました。
ここが目的地になります。
さらに50mほど進むとメインの登山道と別れる小さな道が出てきます。
注意深く見ていないと見落としそうでした。
この辺りは木に結ばれたテープをしっかり確認して進んでいきます。
道はちょっとわかりにくかったです。
道はこんな感じです。
ちゃんとテープが結ばれているので足元を見つつテープも確認していきます。
さらに20mほど行くと...。
沼田場(ヌタバ)と言われるイノシシが体についたダニや汚れを洗い落とす水たまりが!
イノシシいるんだろうな...ちょっと怖い。
そこを左に入っていきます。まさに獣道ですので迷わないようにテープをしっかり確認。
ケーブル電車のトンネルの上を通って蓬莱駅側へ渡ります。
道がわかりにくいですが線路から大きく離れることはないので安心です。
この矢印の下が坂本ケーブルのトンネルです。
そのままテープをたどって下っていきます。道はよく見ないと確認できませんでした。
お地蔵様が並んでいました。これもこの辺りで出土したお地蔵様たちなのだそう。
まだまだたくさんのお地蔵様が地中に眠っていそうですね。
穏やかなお顔がとてもかわいい。
光に包まれる幻想的な空間
到着しました! 線路の向かい側から見えていた提灯です。
中はドーム状になっており、そこに沿うようにお地蔵様たちが並んでいます。
明かりに照らされたその光景は幻想的で圧倒されました。
こちらは大正末期、ケーブル工事中に発掘されたお地蔵様を集めてお祀りしている霊窟だそうです。
看板によると信長の叡山焼き討ちでの多くの犠牲者を慰めるために地元の人々が刻んで安置したお地蔵様なのだとか。
一つ一つにやさしい思いがこもったお地蔵様たちなのですね。
南善坊からここまで約30分程度。迷いなく来られたわけですが…。
実は途中で地元の親切なおじいさんに出会い、道がわかりにくいのと一人で行くのはイノシシが出て危ないからとわざわざ連れて行っていただいたのです。
実際にわかりにくい獣道で沼田場や糞などの動物の痕跡がありました。
一人ではこんなにスムースにたどり着かなかっただろうと思います。
こんな暖かい出会いにも感謝しながら手を合わせてきました。
分かりにくい道なのとイノシシが出るそうなので、もし行かれる際は無理をせず十分に注意を!
坂本ケーブル、蓬莱駅を降りたところですのでケーブルを利用してもいいですね。