11月上旬のメタセコイア並木道
こんにちは! シオリーブです。
緊急事態宣言が明けので、本格的に寒くなる前にどこかに行きたいと思い立ち、自転車を輪行して米原駅から木ノ本周辺までの自転車旅をしました。
その際に宿泊したお宿「長治庵」さんを今回はご紹介させていただきます。喧騒から離れてゆっくりしたいな…という方におすすめのお宿です。
山里にたたずむかや葺きのお宿
最寄り駅のJR木ノ本駅からは約10km。集落の中でひときわ目を引くかや葺き屋根の建物が、「長治庵」さんです。
木ノ本駅周辺からはひたすたゆるやかに登り道が続いており、自転車でたどり着くのは結構つらかったです(笑)。木ノ本よりバスが出ていますが、本数が非常に少ないと伺ったので、アクセスは自家車が便利かと思います。
宿の周辺は自然にあふれとても静かで、〝隠れ宿〟そのもの。
おばあちゃん家に帰ってきたような温かさを感じる館内
高い天井や年季の入った看板・道具等…。宿に入った瞬間、タイムスリップしたような感覚に。
広々とした畳の部屋にぽつんとこたつが。なんだかんだ、この組み合わせが一番落ち着くんですよね。田舎のおばあちゃんの家を思い出しとても温かい気持ちになりました。
食事をする部屋にはいろりもありました。懐かしいさを感じますね…!
部屋からの景色と静けさが素晴らしい
こちらが、私たちが泊まった部屋から見えた景色です。
母屋の立派なかや葺きはもちろん、山々をのぞめ大自然を独り占めしているよう。また、周囲はとても静かで朝は鳥のさえずりが心地よく響き渡り、心身ともに癒やされました。
自然栽培米・女将自ら摘む山菜…、山里でしか味わえない郷土料理
季節の無農薬野菜や、川魚料理、山肉料理など、身体に優しい食材や地元の食材がふんだんに使用された夕食。
山菜の盛り合わせは、女将自らが摘んできた山菜なのだとか。また、マスの竹皮蒸しは2時間かけて蒸し作られた一品。どちらも絶品で、お土産に購入させていただくほどおいしかったです。
その他にもマスのお刺身やしゃぶしゃぶ、鹿肉など盛りだくさんで、どれもおしかったです。
その中でも特においしかったのが、宿のご主人が自然栽培で作ったお米と、近江牛の炭火焼き。普段はお酒を飲むとお米はあまり食べないのですが、お米がおいしすぎて2杯も食べ、なんと2人でこのおひつのご飯を完食してしまいました(笑)。
温かいおもてなしで非常に居心地が良く、ゆっくりお食事を楽しむことができました。
身体に優しい朝食
朝食はこれぞ日本の朝食! という品々で、朝からご飯が進む進む。朝日を浴びた庭も美しく、とても気持ちのよい1日の始まりとなりました。
心身ともに癒やされる宿
身体だけでなく心も癒やされ、そしておなかも満たされるとてもステキな宿でした。
とび太くんの横にあるのは、女将さんそっくりの看板。この看板のようにかわいらしく、温かい雰囲気の女将さんで、また帰ってきたいな…と思わせてくれる宿でした。
6月頃にはタイミングが合えば周辺で蛍も見られるらしいので、この時期にまた伺ってみたいです。皆さんも是非、足を運んでみてください。