現代の桃源郷〜 自然豊かな湖南アルプス山中にたたずむ〝MIHO MUSEUM〟
こんにちは、橙です。
暖かいお布団が恋しいのか、子どもたちの起床時間が後ろにずれ込みがちな今日この頃。私もまだまだ寝ていたい…。
そんな朝、子どもを学校に送り出した後ササッと家事をすませ、大事な私の足であるスクーターに乗って紅葉真っ只中の大津は坂本に向かいました。
坂本は比叡山の麓にある門前町。
比叡山を守護する日吉大社や、明智光秀ゆかりの地である西教寺などの神社仏閣が沢山あり、石垣が点在している歴史のある町。
11月の末から12月のはじめに見られる紅葉が有名です。今回の目当てはもちろん紅葉。
目的地へ順調にスクーターを走らせてたつもりが、どんどん道が細く、険しくなっていく…。
ヤバい、ここはどこでしょう。
心細くなってきて、とにかく坂を降りようと目に入った、来た道とは違う道を下る途中に。
茶や橙に染まった草木の先にある琵琶湖と青空。
私は海や湖に縁遠い場所で長年暮らしてきた人間だったので、遠くに少しだけ見えた琵琶湖に強く心惹かれました。
山の麓にある坂本は坂が多い町です。きっといろんな坂の上から琵琶湖が見えるはず。
同時進行で気ままに紅葉も探してみることにしました。
興玉神社付近の坂道と紅葉
興玉神社、読み方は「おきたまじんじゃ」。坂本の氏神様だそうです。
小さなお社ですが、参道には立派な鳥居が建てられており、地元の住民に大切にされてる印象でした。
イチョウともみじとツバキが一緒に見られる場所があり、なんだか得をした気分になりました。
西教寺と付近の紅葉
西教寺は紅葉の名所として有名です。
今回お寺の拝観はしなかったのですが、正門から見える紅葉の並木が綺麗に色付いていました。
安養院からみる琵琶湖
安養院は西教寺の塔頭で、参道東端の西教寺総門と道路を隔てて建っています。
そこからは、紅葉と琵琶湖を望むことができました。
坂本の住宅地と琵琶湖の向こうに見える山々が印象的。
石積みの小路
京阪坂本駅前の大通りを横に曲がると石垣が連なる小路を散策できます。
自然石を組み合わせていっさいの加工を施さず小石を中に詰め込んで作り上げた石垣は、特殊技術を持った穴太衆によるものだそうです。
苔むした石垣に風情と歴史を感じます。
日吉馬場から望む琵琶湖
京阪坂本比叡山口駅から日吉大社入口の鳥居までの県道。
日吉馬場(ひよしのばんば)と呼ばれています。
県道の先にも琵琶湖が見えます。
幅が広く真っ直ぐな道なので、遠くの琵琶湖を見ながらスクーターを走らせるのは気分爽快でした。
紅葉と雰囲気のある町並み、そして琵琶湖…大津坂本で心の洗濯ができました。
坂本は春は桜、初夏には青もみじと四季の移り変わりでさまざまな表情をみせてくれます。そこに顔を覗かせる琵琶湖も美しいです。
坂本で自分のお気に入りの景色を探してみてはいかがでしょうか。