あしなが蜂と暮らした夏
オルガ・カブラル/作 小宮由/訳 山村浩二/絵 岩波書店(1430円)
おじさんがくしゃみをすると…。
白いうさぎは白くて長い耳が、黒いねこは黒くて小さい耳が、大きな犬は大きな声を出せるのがそれぞれの自慢でした。
ある日、荷馬車に乗っていたおじさんがくしゃみをすると、黒いねこはうさぎの耳に、白いうさぎは黒いねこの耳に、犬は「ニャー」という小さな声に、なんだかへんてこな3匹になってしまいました。
3匹はもとどおりにするために、くしゃみをしたおじさんを探しにでかけます。
途中で会った、がちょうも、おんどりも、男の子も、女の子も、みんなへんてこなかっこうになっています。
みんなで一緒にくしゃみをしたおじさんを探しにいきます。みんなはもとにもどれるのでしょうか。
へんてこな動物たちの姿と、思うようにくしゃみがでないおじさんに思わず笑える一冊です。
紹介者:大津市立図書館/中野あや美さん
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