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近ごろは、スーパーやコンビニエンスストアなどでも見かけるプロテイン。飲料やゼリーなど、さまざまな商品が発売され、手軽に栄養補給ができると話題です。今回は、このプロテインとは何かを探ってみました。
イラスト/フジー 記事提供/京都リビング新聞社
※2021年6月、リビング読者に
アンケート。有効回答数864
まずは、読者に「プロテインを飲んでいますか?」「プロテインのイメージは?」というアンケートを実施しました。
結果は、「飲んでいない」と答えた人が全体の72%(上左図参照)と半数以上。しかも、「飲んでいない」という人たちの多くは「体に良さそうだけれど、何にどう良いのか分からない」といいます。ほかにもいろいろなモヤモヤとした声が…。
そんな読者のモヤモヤを解決すべく、声の多かったものを京都華頂大学現代家政学部・食物栄養学科准教授の林育代さんに、詳しく教えてもらいました。
「プロテイン(Protein)とは、タンパク質のこと。一般的には、これを手軽に摂取できる商品を総称して、プロテインと呼んでいるようです。
肉や魚、または牛乳や大豆などに含まれている、タンパク質の成分だけを取り出してパウダー状にし、さらにビタミンやミネラルといった栄養素をプラスしたものなどが、商品として登場しています」
「スポーツ選手やボディービルダーが、〝いいパフォーマンスをするために筋肉を付けなくてはいけない〟というときに、活用しているのが、プロテインです。
運動やトレーニングをすると筋肉が一時損傷します。損傷した筋肉は回復しようとするときに、前より強くなっていきます。その際に、タイミングよくプロテインを取ることで、筋肉の回復を早めたり、量を増やしたりすることができます。それは、筋肉がタンパク質からできているから。
ですから、〝ムキムキになりたい〟という人に重宝されているのは確か。また、スポーツ選手とまではいかなくとも、きれいな筋肉のラインをつくりたいという人も、有効に利用してみると良いと思います。今では日常のいろいろな場面で、目的に応じて使われるようになってきました」
「忙しくて食事をする時間がないときや、シニアで小食の方などは、プロテインでタンパク質不足を補うという方法も。ただ、むやみに摂取すればいいというものでもありません(リビング京都のウェブの『モヤモヤ7』を参照)」
\教えてくれたのは/