
2018年分から〝配偶者控除〟の制度が改正
暑くなってくると注意したいのが、食品の保存方法。特に気をつけなければならないシーンをピックアップし、専門家にアドバイスをもらいました。イラスト/オカモトチアキ 記事協力/京都リビング新聞社
食品が傷みやすく、食中毒のリスクも増加する季節。適切に保存し、予防したいですね。そこで「京都市保健福祉局 医療衛生推進室 医療衛生企画課」で話を聞きました。
「食中毒を防ぐためには、細菌やウイルスなどを食べ物に〝つけない〟、付着した細菌を〝増やさない〟、そして加熱などによって〝やっつける(殺菌する)〟のが大原則です」と、同課の西上さん。
「生鮮食品やお弁当を持ち運ぶとき、加熱調理をした料理を冷ますときなどは〝危険温度帯〟を意識しましょう。食品の温度が20〜40℃では細菌が繁殖しやすいため、この温度帯の時間をいかに短くするかがポイントになります」
それぞれのシーンについて、詳しく教えてもらいました。
日々の買い物も、店を出てから家に着くまでの保存方法にひと工夫を。
「常温で保存できるものと要冷蔵・要冷凍の食品を分けて別の袋に詰めることをおすすめします。冷たいものだけをまとめた方が保冷効果が長持ちしますよ」
また「保冷剤や、スーパーでもらえる保冷用の氷は最後に詰めましょう」と、同課の藤原さん。冷たい空気は下にたまる性質のため、上に置くことで袋全体に冷気が行き渡りやすくなるのだとか。袋がひとつしかないときにも使えるテクニックです。
衛生面でも注意点が。
「エコバッグは食品の液もれなど、使い続ければ汚れていきます。袋にもともと大量の細菌が付いていては、せっかく保冷して細菌の増殖を抑えても食中毒のリスクは高いままです。定期的に洗ったり消毒したりして、清潔に保ちましょう」
京都市保健福祉局 医療衛生推進室 医療衛生企画課