
新鮮でぷりぷり食感の「もつ鍋」が人気【大津 御幸屋】
イラスト/かわすみみわこ
協力/カラオケ ビッグエコー大津石山店
皆さんはカラオケ、好きですか?記者は歌唱力に自信がないので、人前でのカラオケはちょっと緊張…。
「宴会のカラオケでは、聞いている人と会話を楽しむ感じで、周りに目を向けながらリラックスして歌ってください」と郷千里さん。歌唱力よりも、一緒にいる人と楽しむ気持ちが大切ということですね。
とはいえ、せっかくなら少しでも上手になりたい!という人のためには、2面でコツを紹介。「ちょっと意識するだけでも変わりますよ」と舞勇二さん。
今回の取材で、これまでに自分がうまく歌おうと工夫してきたことの一部が逆効果だったのを知り、記者はあぜん…。自己流の〝ムダな努力〟をしている人は、今日限りさよならしましょう!
脇腹の筋肉(腹斜筋)がよく伸びていると、高音が出しやすいといわれています。高音サビの部分などで手を差し出すような振り付けを取り入れるのもおすすめ(写真左)。
高い声を出そうとするときは、無意識に顔が上がりがちですが、そうすると喉頭も上がり、逆に声が出にくくなります。あごの引きすぎはNGですが、顔は少し下げ気味を意識すると良いでしょう(舞さん)
歌う時、音を外すまいと、自分の歌声を注意深く聞きながら歌っていませんか? そうすると、どんどん外れていってしまうことも。伴奏の音を集中して聞くほうが音は合いやすいです(舞さん)
マイクを口元に近づける。これ、特に声量のない人におすすめです! 指2本分ほどの距離からマイクに声の圧を吹きかけるようなイメージで歌いましょう(写真下)。カラオケのマイクの性能では、それ以上離すと声をうまく拾えず、スピーカーから響きません。
マイクのキンキン音(ハウリング)が出たときは、カラオケ本体のボリュームを下げて。左右のスピーカーの中心に、スピーカーに向かって立つと、ハウリングを防止でき、音がよく聞こえます(郷さん)
息とおなかがポイント。声量=吐く息の量なので、歌うときに息をしっかり吐けるのが理想ですが、その際には腹式呼吸の使い方が鍵となります。おなかの筋肉で息を押し出すように、上半身は力を抜いて。肩などに力が入っていると、声が詰まってしまいます。同様の理由で、立って歌うときは胸をそらさないで(郷さん)
口の中の空間を広げて、声の響きを増幅させましょう。口の入り口よりも口の中のほうにピンポン玉1個分の空間を作るイメージです。下腹部には力を込めつつ、首筋や下あごには力を入れないで。自宅などで声を出しながら、いい声が出てるときの口の大きさや姿勢などを体で覚えて。鏡を見ながら目で確認すると、なお良し(舞さん)
歌唱力の向上に欠かせないのは息や筋肉など、体の使い方。まずは上の記事で紹介した内容を意識することから始めたいですが、実際にマスターするには数カ月~数年かかるそう。「本気で鍛えるなら、ぜひ私たちのレッスンに!」(郷さん・舞さん)
「演歌で大切なのは、a・i・u・e・oの母音をしっかり出すこと」と舞さん。というのも、一つの音に何語もの歌詞が乗ってくる最近のJポップとは対照的に、演歌は歌詞一文字に対して複数のメロディーが乗り、一語が長く伸びることが多いため、母音が弱いとキマらないそう。
「また、演歌は曲より詞が先に作られます。詞の世界をしっかり伝えるためにも、母音を明瞭に歌い、言葉を前に出すことが大切なのです」