里親という“家族のかたち”
マーガレット・ワイズ・ブラウン/作 上條由美子/訳 広野多珂子/絵 福音館書店(1188円)
ウィリーの毎日はぼうけんでいっぱい
ウィリーはひとりっこの男の子です。ウィリーは一緒に遊んでくれる自分だけの動物がほしいと思っていました。そこで、田舎に住むおばあちゃんに電話をかけました。するとおばあちゃんはミューミュー鳴く、ウィリーにぴったりの動物を送ってくれると言います。次の日、どんな動物がやってくるのか想像しながら待っていると、家の前にトラックがとまりました。まるでゾウでものっていそうなくらい大きなトラックです。さあ、おばあちゃんはどんな動物を送ってくれたのでしょうか。「ウィリーのどうぶつ」をはじめ、ウィリーの日々のなかの冒険をえがいた三編のおはなしを収録しています。
そのうちの一編「ウィリーのおでかけ」は、『ぼくはあるいた まっすぐまっすぐ』(ペンギン社)という絵本にもなっています。いっしょに読んでみてください。
紹介者:大津市立和邇図書館/山本美沙さん