わが子の代わりに…「親同士のお見合い会」
「こねこのチョコレート」
作:B・K・ウィルソン 絵:大社玲子 訳:小林いづみ こぐま社・1188円
チョコレートの甘い誘惑にご用心!
夜遅くにお菓子を食べてはいけないと思っていても、秋の夜長と食欲の秋のせいか無性に食べたくなることはありませんか。そんなおなかのすく時期にぴったりの絵本を紹介します。
主人公のジェニーは4歳の女の子。弟クリストファーの誕生日プレゼントに、お菓子屋さんで8個入りの「こねこのチョコレート」を買って、自分の部屋のタンスに隠して寝ることにしました。
でも、チョコレートのことが気になって眠れません。「あたしがひとつくらいたべたって、クリストファーは気にしないとおもうな」、そう思いながらチョコレートを1つ、2つと食べていってしまいます。
チョコレートがどんどん無くなっていく様子にハラハラしながらも、甘い誘惑に負けてしまうジェニーの気持ちに共感せずにはいられないかわいいお話です。無事、誕生日を迎えられるのでしょうか。
紹介者:草津市立図書館/赤尾律子さん
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