〝思いや技術〟を次世代へ 滋賀の事業承継の今
はるねこ
かんのゆうこ/文 松成真理子/絵 講談社
はるのたねってどんなタネ?
皆さんはどのようなことで季節の移ろいを感じていますか?
花も咲かず、チョウの姿も見えず春がやってこなかったある日、あやは家でおりがみ遊びをしていました。すると、ぶつぶつとつぶやきながら何かを探している若草色のネコと出合います。ネコの話を聞くと、どうやら花を咲かせる「はなさきのたね」、冬眠を起こす「めざめのたね」などたくさんの「はるのたね」の巾着袋を失くしてしまったようです。困っているネコに、「おりがみで、いっしょにはるを つくってみない?」と言うと、さっそく色とりどりのおりがみで花や生き物たちを作っていきます。さて、無事に春はやってくるでしょうか。
カラフルな色で描かれ、太陽の暖かさや野原の風など春そのものを感じることができるこの絵本は、「四季ねこ」シリーズの1冊。みなさんのお気に入りのネコと季節を探してみて下さい。
紹介者:草津市立図書館/北谷芽(めぐみ)さん
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