魔法の船に乗って、時間旅行へ

ある日ピーターは、うす暗い小さな店で古い船を見つけます。小さな船の値段は「いまもっている金ぜんぶと―それから、もうすこし」。
不思議なお店で手に入れた船は、国を超え、時代も超えて、行きたい場所に連れて行ってくれる魔法の船でした。ピーターは３人の弟妹と一緒に、冒険の旅へ出かけます。
イギリスの小さな村に住む子どもたちが、遠く離れたエジプトへ行って珍しいお菓子を食べたり、北欧神話の世界で見たこともないような宮殿に招かれたり、時には危険な目に遭うことも…。
でも、どんな時も4人の子どもたちは知恵を出し合って、その場を切り抜けていきます。小さな船に４人が乗り込んでいくところは、毎回わくわくします。
80年前に書かれたお話ですが、それも気にならないくらい夢中で読めてしまいますよ。

紹介者：野洲図書館／林陽子さん

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