「おしゃぶり卒業のきっかけ」【こそだてDAYS】
「びゅんびゅんごまがまわったら」
宮川ひろ/著 林明子/絵 童心社(1404円)
びゅんびゅんごま、回せますか?
みんなが大好きな学校の「あそびば」。でも、こうすけがけがをして、あそびばの鍵は閉められてしまいました。
みんなは校長先生に、鍵を開けてもらうように頼みます。ところが校長先生は、びゅんびゅんごまを取り出して「回せるようになったら、頼みも聞こうじゃないか」と、にやりと笑います。果たして子どもたちは、あそびばの鍵を開けてもらえるのでしょうか…?
次々と難題をふっかけてくる校長先生、その悪役っぷりは秀逸です。難題を見事に乗り越えた子どもたちと先生との間の親密な空気は、読む人を思わず笑顔にさせてくれます。
校長先生の挑戦、ぜひあなたも受けて立ってみてください。
栗東市立図書館/都築美佳さん
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