徳川慶喜家の子ども部屋
『ルッキオとフリフリおやしきへいく』
庄野ナホコ/作 講談社(1404円)
おやしきでおくさまとくらしませんか
おなかをすかせた黒ネコ・ルッキオのところへ、相棒のぶちネコ・フリフリがチラシを持って駆け込んできました。チラシは、お屋敷で奥さまと暮らすネコを探すというもので、豪華な食事付き! ふたりは早速お屋敷へ向かいます。お風呂に入れられ、着替えをさせられてもごちそうのために頑張ります。そして、とうとう奥さまとの面接の時がやってきました。ふたりはごちそうにありつけるのでしょうか?
ネコの毛一本一本まで丁寧に描かれたきれいな絵は、登場するネコと人物の表情も豊かで、個性あふれる様子にも注目です。
同書はシリーズ第三弾。先の「ルッキオとフリフリ おおきなスイカ」「ルッキオとフリフリ はじめてのクリスマス」も、ふたりがごちそうを
求めて奮闘するので、ぜひ一緒に読んでみてください。
紹介者:草津市立南草津図書館/田淵 吾城野(あきの)さん