矢橋帰帆島公園で
「あかちゃんのゆりかご」
レベッカ・ボンド/作 さくまゆみこ/訳 偕成社(1512円)
こんなふうに生まれてきたい
春は誕生の季節。あかちゃんが生まれてくる日を楽しみにしている家族を描いた絵本を紹介します。
あかちゃんが生まれてくると分かった日、お父さんはゆりかご作りに取り掛かりました。木でできたゆりかごを見て「ちょっぴりさびしいな」と思ったおじいさんはペンキをぬります。やっぱり「ちょっぴりさびしいな」と思ったおばあさんはベッドカバーを作ります。「何かが足りないな」と思ったお兄さんはモビールでゆりかごを飾ります。さて、「まだ何かが足りないわね」と思ったお母さんは…?
誕生のドラマは人それぞれ。この絵本を読みながら、お子さんの生まれてくる前のことや生まれたときのことを話してあげてはいかがでしょうか。
紹介者:野洲図書館/一之瀬 裕美さん