矢橋帰帆島公園で
「愛されすぎたぬいぐるみたち」
著:マーク・ニクソン 翻訳:金井真弓 オークラ出版・1836円
どんなにボロボロでも大好き!
色あせて毛の抜けた体に、ちぎれそうな左腕。表紙のぬいぐるみの名前はピンクテディ。年齢は24歳。持ち主が生後6カ月のころから片時も離れずかわいがり続け、写真の姿になりました。
本書は、このように持ち主からの愛情を一身に受けた60体以上のぬいぐるみの写真が、笑いあり涙ありのエピソードと一緒に紹介されています。同じように、長年ぬいぐるみを大切にしている人には、最終ページに自分の愛するぬいぐるみの写真を貼って思い出話を書くことができ、自分だけの一冊を作ることができます。そうでない人も、幼いころにずっと離さず大切にしていたぬいぐるみとの日々を懐かしく思い出すことでしょう。
楽しい時も悲しい時も、いつも黙ってそばに寄り添っていてくれるぬいぐるみは、人生において心の支えであり、頼もしい相棒です。
紹介者:草津市立図書館/赤尾律子さん
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