「母の涙を止めたのは」【こそだてDAYS】
家族のコミュニケーションを大切に、コロナ禍でも心地よく
創立100余年、「丈夫で快適な木の家」を手がける「はんべ工務店」は、無垢(むく)のスギ材をはじめ自然素材をふんだんに使った家づくりが特徴です。
柱や梁(はり)、土台には4寸(約12㎝)の無垢材を使用。優れた断熱性能、風通しや冷暖房効果まで考慮した間取り、ぬくもりを感じる造作家具や収納の提案も。
同社のもう1つの持ち味は、「家族とのコミュニケーションを大切に考えたLDK中心の空間づくり」。
例えば、リビングは吹き抜けや勾配のある天井にして、さらにウッドデッキにつなげて開放感を演出します。
リビングの吹き抜けに面した2階の部屋に小窓を設けると、下にいる家族に目を合わせて呼びかけもできます。
吹き抜けの風通りを利用して、リビングの高いところに洗濯物を干すとよく乾くそう。
キャットウオーク(通路)があれば、さらに1階と2階の一体感がでます。
また、一般的な階段の約2倍の幅がある〝リビングスペース階段〟を設けて、子どもの遊び場や、家族みんなのくつろぎスペースに。
「階段を〝ただの通路〟ではなくリビングの一部にしてしまおう!」という発想です。
踊り場は畳1畳ほども広く取って、おもちゃや本を収納する棚を壁に作り付けすることも。
ベンチのように階段に腰かけたり、踊り場で寝転がったり…。
大人も子どもも楽しく過ごせます。
居心地が良く、「大きくなっても息子のお気に入りの場所になっている」という施主からの声も。
リビングにつながるウッドデッキに木製フェンスを設けると、外部からの視線を遮って、屋外でもくつろげるセカンドリビングに。
夏場は、上部のパーゴラにタープをかけて日陰をつくることができます。
キッチンは、ダイニング、ウッドデッキ、リビングが見渡せる配置に。子どもの姿を見守りながら料理ができます。自分で選んだ一枚板をカウンターに仕立ててもらえば、軽食をとれる場所にも。
隣接する大容量の食品庫は、家族の巣ごもり生活にも充分対応できそう。はんべ工務店では、必要な場所に必要なサイズの収納を、大工による造作家具で提案しています。
玄関の隣に土間収納を配置して、ベビーカーや自転車、アウトドア用品の置き場所にすると便利。
コロナ禍をきっかけにニーズが高くなった玄関先の手洗いスペースは、杉板や珪藻土、信楽焼の組み合わせなどでオリジナリティのあるおしゃれな空間を作ることができます。
木の香りいっぱいの全面杉板貼りのトイレは〝癒しの空間〟にも。
床を竹素材にすれば、メンテナンスも楽に。
2階の子ども部屋は、子どもが小さいうちは間仕切りをせずに、のびのび遊べる大空間のままで。
入り口を引き戸にして全開放すると、風がよく抜け、夫婦の寝室や階下からも様子がうかがえます。
屋根裏に設ける大容量のロフトは、天井低めで子どもの遊び心をくすぐります。
また、隠れ家風の畳3畳分の和室も人気です。小さな個室では、読書や昼寝を楽しむほか、リモートワークの役にも立ちそう。〝パパの書斎〟にピッタリですね!
階段下に〝ママの趣味のスペース〟を設けることも。
2005年の春に完成した、はんべ工務店代表・中村智さんの自宅兼モデルハウス「住実香(すみか)の家」は、自然素材の風合いが時とともに味わいを増してきました。吹き抜けとウッドデッキ、薪ストーブが印象的な明るい、温かみのある住まいです。
「住実香」という言葉には、〝木の香りに包まれた実り多い住まい〟という意味が込められています。
実際の暮らし心地を確かめたい人は、同社に問い合わせてみて。
【はんべ工務店】(モデルハウス「住実香の家」)
大津市朝日1-9-1
0120(790)755
午前10時~午後5時
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