
子どもの背骨、 大丈夫?
加齢に伴う顔のたるみやむくみなどで「若い頃より顔がのっぺりして見える」「顔が大きくなった気がする」と感じたことはありませんか? 少しでも〝自分で好きになれる顔〟に近づけるように、毎日の暮らしの中でできる対策方法を探りました。 イラスト/かわすみみわこ
たるんで間のびした頬や腫れぼったくなったまぶた、深く刻まれたほうれい線…。顔の悩みは年齢とともに増える一方。「でも、それらの悩みは加齢だけが原因とは限らないんですよ」と話すのは、顔の表情筋を鍛え、ストレッチをする「顔ヨガ」のインストラクターの羽鳥美奈さん。
「日本人の場合、大きな原因は〝顔の運動不足〟です。日本語は発音が平坦な上、感情を強く出すことはしませんよね。そのため、顔の筋肉をあまり使わないんです」。冒頭で例に挙げた〝のっぺりフェイス化〟のそもそもの原因は、使われていない顔の筋肉の退化。それを加齢が促進させるため、年齢に伴い、顔の悩みが増えるのですね。
また、羽鳥さんによると「人は無意識のうちに、顔の筋肉の使わなくていい部分を動かしていることも」。それにより、例えば眉間のしわなど、付いてほしくない所に顔の筋肉の癖が付いてしまうことも多いそうです。「でも、筋肉は何歳からでも鍛えられます。顔ヨガで顔の筋肉の動かし方を知れば、顔に付いた癖を取ったり、顔立ちにメリハリを与えたりすることもできます」
ただし、思うように動かせるようになるまでには時間がかかるとも。「顔ヨガを2週間くらい続けた頃にコツがつかめるようになる人が多いですよ」と羽鳥さん。必要なものは少しの根気と、顔の動きをチェックする鏡だけ。ぜひあなたも挑戦を!
羽鳥美奈さん
高津文美子式フェイシャルヨガ認定インストラクター。滋賀リビングカルチャー倶楽部で開講中の「顔ヨガでアンチエイジング1日教室」も好評です。
杉尾彩さん
「リビング滋賀」読者モデル。百貨店の美容部員として5年、美容専門学校講師として3年の経験を生かし、簡単に取り入れられるメイクのコツを教えてくれました。
忙しくても気軽に実践できるメイクのコツを教えて―。編集部のお願いに、メイクの知識が豊富な読者モデルの杉尾彩さんが応えてくれました。
「一番簡単なのは〝入れる位置に注意しながら、チークをしっかり入れること〟。これだけでも随分印象が変わります」と杉尾さん。その際には、額を出した状態で鏡を見て、自分の顔の形をチェック。「適切なチークの入れ方は顔の形によってかなり違うからです(下図)」。さらに、目の下にハイライト(クリームタイプでもパウダータイプでもOK)を入れると、よりメリハリ感が出せるとのこと。
そして、さらに立体感をプラスしたいときのコツとして「ハイライト」「ローライト」の入れ方も伝授してくれました(下記)。ほんのひと手間で気分が上がりますよ。
白色の部分に、クリームタイプならファンデーションの前に、パウダータイプなら後に入れましょう。「人と会話をするとき、目の下は視界に入りやすいので、この部分が明るいと、肌がきれいな印象になりますよ」(杉尾さん)
アイシャドウやアイブロウパウダーに入っている、明るめのブラウン(首の色に近い色)をブラシに取り、茶色の部分にふんわりと入れる(顔が丸い人は顔の両サイド、顔が長い人はあごの下など、顔の輪郭の削りたい部分に入れるイメージで)。大きめのブラシを使うほうがうまくぼかせます
頬やフェイスラインをすっきり見せたいときは、チークでひと工夫(白色の部分はハイライト)。
こめかみの下、耳の中央、頬の中心の3点を結んだエリアに入れる
目の下のハイライトの角度に沿って、少し幅広く横に入れる
目の下のハイライトの角度に沿って、頬骨の少し下にシャープに入れる
こめかみからえらにかけ、長めのまが玉型に入れる