矢橋帰帆島公園で
長い夏休みは新しいことに挑戦するチャンス。そこでさまざまなジャンルのプロに、子どもの興味を引き出す〝初心者向けの体験〟を教えてもらいました。これをきっかけに将来の夢が見つかるかも? 大人のあなたも試してみては。撮影/桂伸也ほか、漫画/オカモトチアキ、イラスト/フジ―
記事提供/京都リビング新聞社
- 楽しいと思うことを
4コマの中に表現
- 4コマ漫画
- 猫と会話するなど、現実ではありえないことがかなうのも醍醐(だいご)味です
空想やお絵描きは、「漫画を描くのが好き」につながるかも。
「最初は好きな漫画を模写するなど、絵を描くことを楽しんで」と教えてくれたのは、漫画家の細井雄二さんです。
「慣れたらキャラクターを動かし、会話させて話を作ってみましょう。まずは起承転結をつけやすい4コマから。日本の漫画は上から下、右から左へ読んでいくので、四角い枠を縦に四つ並べ、その中に絵とセリフを描きます。もし自分とペットが話せたら?など自由に想像して。楽しいと思うことをテーマにするのが大切です。絵日記風でもいいですね」
また、完成した作品を身近な人に読んでもらうことも大切なのだとか。
「子どもが漫画を見せてくれたら、親はうまい下手ではなく感想を伝え、褒めてあげて。その経験が、もっと上達したい!楽しい!というやる気につながります」
- 漫画では音や雰囲気を書き文字で視覚的に表現
漫画家/京都芸術大学マンガ学科教授
細井雄二さん