3月13日リニューアルオープン【ロクハ公園】新遊具や広場で一日遊べる♪お花見やイベントも♪
最近、よく耳にする「ボタニカル」。植物全般を指す言葉ですが、これまでとはちょっぴり違うグリーンや花との付き合い方が広がっているよう。簡単・手軽に生活に取り入れる〝ボタニカルライフ〟を始めませんか。
協力・広島リビング新聞社
ガーデンコーディネーター
小島 ゆきこさん
グリーンアドバイザー、造園技能士、フランス国立園芸協会DAFAの資格など。勉強のため、毎年渡仏。寄せ植えやフラワーアレンジメントレッスン、個人宅のガーデニングアドバイスなど、緑のある生活の提案を行っています
切り花を飾ったり、庭で菜園をしたり…。そんな従来の楽しみ方とは一味違うボタニカルライフを提案するのは、グリーンアドバイザーの小島ゆきこさん。
「どうやって生活に取り入れたらいいの?という人は、食卓や小窓のワンポイント小物になるテラリウムや、壁からつり下げて飾るハンギングバスケットなど、インテリア感覚で取り入れられるボタニカルアイテムから始めてみましょう」と小島さん。
「手入れが心配なら、水やりをあまり必要としない多肉植物やコケなどを取り入れるのもオススメ」。切り花や野山の木枝を束ね、フレッシュな状態から少しずつドライに変化していく様を楽しむスワッグも、初心者さんにお薦めだとか。
「生きているものをそばに置き、触れるだけでも元気がもらえます。植物は森林浴効果をもたらすフィトンチッドという成分を発しています。緑がそばにある生活で、癒やしとパワーをしっかりチャージしてくださいね」
上で紹介したアイテムは、全てホームセンターや園芸店で手に入るもので作れます。詳しい作り方は、YouTube「リビングひろしまチャンネル」の解説動画をチェックして。
ガラスボトルの中に好みの植物を入れて〝小さな森の世界〟を作るテラリウム。オシャレなインテリア小物としても人気です。分厚い葉にたっぷり水分を蓄えている多肉植物は、10日に1度コップ1杯の水やり程度でいいので初心者にオススメ。水はけの良い無菌の土を使うので、食卓に飾っても安心。
- ガラスの瓶やジャー(ジャムの空き瓶でもOK)
- 多肉植物2~4種
- 多肉植物用の人工用土
- 木の実や枝
- 長めのスプーン
- 割り箸
作り方ダイジェスト
①瓶に2㎝程度土を入れておく
②割り箸で小さな穴を堀り、軸になる一番大きな多肉植物を植え、サブの植物や木の実などを入れる
③最後に、瓶の3分の1くらいまで土を足し入れる
壁や天井からつり下げて飾るハンギングスタイルも最近のトレンド。引っ掛けやすいワイヤーバスケットやS字フックを使えば簡単です。麻布を使ってアンティーク風のシャビーシックに仕上げると、どんな部屋にもなじみます。植えるのはアイビーなどの枝垂れるタイプが相性抜群。デージーやマーガレットなど花数の多いものを選ぶと華やかになります。
- ハンギング用プランター(ワイヤー製)
- 苗3種程度
- 園芸用の土
- 割り箸
作り方ダイジェスト
①プランターに麻布を敷き、3分の1まで土を入れる
②花苗の根元をほぐしてから、寄せ植えする
③苗のすき間に土を入れ、割り箸で突き土を固める
実のなる植物や葉の形が面白いもの、小花などを束ねるだけで作れるスワッグは、入門にうってつけ。風に吹かれ爽やかに香るユーカリは、暑い季節にピッタリです。コツは〝ざっくりと大ざっぱに〟まとめること。風通しの良い場所なら半年くらい持つので、フレッシュ~ドライへの変化を楽しみましょう。
- 好みの枝物(生花を入れてもOK)
- 麻ひも、リボンなど
作り方ダイジェスト
①大きめの主役になる枝ぶりの物を選ぶ
②ひもで縛る部分の葉や花を取り除く
③シルエットがしずく型になるよう葉や枝の向きを整えながらまとめ、麻ひもやリボンで縛る