自分たちに〝ぴったり〟の家を作り手と一緒に実現【大喜工務店の家づくり②】
近頃、さまざまな分野で注目されている〝ウェルビーイング〟。身体的・精神的・社会的によい状態のことです。それには、住まいも大切に。家族みんなが心豊かに生きるための〝ウェルビーイングな家〟について、考えてみませんか。※住宅の写真はいずれもイメージ
記事提供/京都リビング新聞社
一時的ではなく
幸せな状態が続くこと
「〝happiness(ハピネス)〟が瞬間的に感情が動く一時の幸せであるのに対し、〝well-being(ウェルビーイング)〟は幸福な状態が持続することを指します」と、京都大学大学院教授の三浦研さん。強い幸せではないものの、本質的な心身の安寧を保てている状態が〝ウェルビーイング〟だといいます。「『幸福学』を研究する慶應義塾大学大学院教授の前野隆司さんによると、幸せの構成要素は『自己実現と成長』『つながりと感謝』『前向きと楽観』『独立とマイペース』。これらを踏まえ、〝ウェルビーイングな住まい〟を考えてみましょう。さらに、高齢期の生活にも着目します」
- 京都大学 大学院工学研究科
建築学専攻
建築環境計画学講座
教授 三浦研さん
アクティビティーも大切に
人とより良くつながる場を
幸せな状態を続けるためには先を見据えた家づくりが大事ですが、先行きに不安な気持ちも湧いてくるかもしれません。
「心配事ばかりにとらわれず、前向きに過ごせるような工夫も大切です。例えば、趣味のためのスペースや、アクティビティーができる空間をつくること。ハンモックを取り付けたり、バーベキューができる庭やバルコニーを設けたりするのもいいですね。家族にとっての楽しい暮らしをイメージしてみると、ポジティブな気持ちで住まいについて考えられると思います」(三浦さん)
家族はもちろん、親戚や友人など、家に招く人も気持ちよく過ごせる空間。それも〝ウェルビーイングな家〟のポイントになるそう。「住まいは人とのつながりの場です」と三浦さん。居心地の良い部屋に集えるようにしたいですね。
「加えて、今は家にいながらオンラインで多くの人とつながれる時代です。Wi―Fiなどの通信回線もライフラインの一つと考えて整備しましょう。
他者だけではなく、環境との関わりにも目を向けて。リフォームや住み替えといった環境の変化は、人に影響を与えるもの。より良い住まいは、自分自身をプラスに変えてくれますよ」
新築・リフォームに
役立つ新たな補助金
「こどもみらい住宅支援事業」
新築を建てる子育て世帯・若者夫婦世帯や、リフォームをする人の負担軽減を目的とした、国土交通省による「こどもみらい住宅支援事業」。新築は省エネ性能を有する住宅が対象で、リフォームは開口部などの断熱改修を行ったり、エコ住宅設備を設置したりする際に受けられます。
補助金額は、新築(注文・分譲)の場合、住宅の省エネ性能などに応じて60万円~100万円、リフォームなら最大30万円(子育て世帯または若年夫婦世帯なら最大60万円)です。対象者・対象住宅には制限あり。
申請手続き、補助金の受け取りは、登録された「こどもみらい住宅支援事業者」が代理で行います。
交付申請期間は、2023年3月31日(金)まで。登録事業者など詳細は、「こどもみらい住宅支援事業」のホームページ(https://kodomo-mirai.mlit.go.jp/)をチェック!