
「明日都浜大津」で新たにスタート!
初めて自転車に挑戦したRちゃんとママのCさん
親が子どもに補助輪なしの自転車の乗り方を教えるとき、どうやって練習したら上達しやすいのか、プロにコツを聞きました。自転車を購入する際のポイントや、公道を走る際の安全対策も紹介します。撮影場所/県営都市公園「びわこ地球市民の森」
「自転車の補助輪を外して乗る練習のポイントは、バランス感覚を身につけること。教える側は後ろから支えたくなりますが、子どもが前を向くよう、前で見守るのがコツです」と滋賀県自転車競技連盟の濱井さん。
今回、挑戦したのは2人。Rちゃんは1人で自転車に乗るのは初めて。Yちゃんはちょうど「補助輪を外したい」と言い始めたところ。2人とも1時間足らずの練習でぐんと成長してくれました。それでは、教えるコツをステップ1~4で詳しくみていきましょう。
自転車にまたがり、ママのCさんを見て歩くRちゃん
ペダルは、専用のペダルレンチで外します
バランスがとれはじめたYちゃん
ペダルに足を乗せるYちゃん。じょうずになってきました
補助輪なしで自転車に乗れたYちゃん
「うまくできた!」とハイタッチするRちゃんとCさん
あっという間に補助輪なしの自転車デビューを果たしたYちゃん。「家に帰ってお母さんに見せてあげる!」と胸を弾ませていました。
一方、Rちゃんは1年先輩のYちゃんの様子を見てやる気が出たよう。初めて自転車にまたがり、補助輪なしで歩くことができました。
「教える人も一緒に楽しんで。けっこうな運動量になるので、途中で休憩をはさんでくださいね」(岸田さん)
地元の自転車店に、子どもの自転車を選ぶ際に気を付けたいことや、長く使うコツを教えてもらいました。
子どもが自転車デビューをしたら、保護者は道路を走行する際の安全教育を。滋賀県警察本部交通部交通企画課によると、2022年の滋賀県での自転車による事故件数は515件(死亡者数8人、負傷者数501人)。前年より52件増加したとのこと。
「まずは警視庁のホームページ上にある、自転車の正しい乗り方に関する『交通安全教育用リーフレット(※下記アドレスからダウンロード可)』などで交通ルールを確認しておきましょう。親が手本となって、小さいうちから安全走行を定着させたいですね」と同課。
「小さい子どもが自転車で移動する範囲は近所の公園など限られています。それらのルートを子どもと自転車で走り、『ここは車が良く出てくるから一度止まって左右を確認しようね』など具体的に教えてあげましょう」と同課。車の音に注意することや、カーブミラーの見方を教えておくのもよいそうです。
2023年4月1日より全年齢で自転車乗車用ヘルメット着用の努力義務化がスタート。大人も子どもも安全に気を付けたいものですね。
※ https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kotsu/jikoboshi/bicycle/menu/leaflet.html