“風情”をたしなむ一日に。9月9日 重陽の節句は菊づくし
バタバタと忙しい朝、ゆっくりみそ汁を作る時間がない人におすすめなのが、お湯を注ぐだけの「みそ玉」。ほっと落ち着くみそ汁を簡単に味わえて、見た目も華やかな「みそ玉」の作り方を紹介します。
紙面協力/南日本リビング新聞社
お湯を注ぐだけで、あっという間に完成!
体に優しい発酵食品であるみそ。〝みそソムリエ〟の横山志保さんは「熟成させたみそは栄養価が高く、コクのあるまろやかな味わいになります」と話します。そんな体にうれしいみそを、手軽に食卓に取り入れることができる「みそ玉」を作ってみませんか。
「作り方は、みそに好きな具材を入れて丸めるだけと簡単。火も使わないので親子で一緒に作れますよ」と横山さん。冷凍保存が可能で、必要なときにすぐ使えるのも魅力です。ぜひ、手軽なみそ玉に挑戦を!
- 教えてくれたのは
みそソムリエ
横山志保さん手作りみそのおいしさを知り「みそソムリエ」の資格を取得。中3・中1の子を持つ母親
まずは、基本のみそ玉を
作ってみよう!
- 基本のみそ玉 材料(10個分)
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- みそ…………………180g
- 粉末かつおだし……大さじ2(市販の塩分入り顆粒だしなら小さじ1〜2)
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みそに粉末だしを加え、まんべんなく混ぜる
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①を10等分して丸める
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160ccのお湯を注げば完成!
保存方法
保存期間の目安は、冷蔵で1週間、冷凍で1カ月間です
- 製氷皿やシリコントレーを使えば、保存も楽々
- ラップに包んで保存すると、ランチ用に持ち歩くのも簡単です
基本ができたらアレンジに挑戦!
「ふ」を使ってカラフル仕上げ
基本のみそ玉を用意したら、ふを載せて色とりどりに飾りましょう。手まり・花形・星形など種類も豊富なので、手軽に華やかさをプラスできますよ。
- Point!
- 基本のみそ玉に好みの具を混ぜてもOK。みそ汁の風味を保つため、ふの載せ過ぎに注意
とろ〜りチーズで洋風みそ玉
基本のみそ玉に、具材としてとろけるチーズ・ドライトマト・ドライホウレンソウを混ぜると、あっという間に洋風の仕上がりに。チーズはたっぷり入れるのがおすすめです。ホウレンソウの代わりに小松菜を混ぜてもOK。
- Point!
- チーズやトマトなど洋風の具材には、熟成させた赤みそがぴったり。コクが深まります
みそ玉に
おすすめの食材
具材は、保存に適した乾物がおすすめです。小エビ、ワカメ、とろろ昆布、ふ、ドライ野菜(ホウレンソウ・ニンジン・ダイコンなど)、ゴマなど。
みそ玉で作れるのは、定番の和風みそ汁だけだと思っていませんか。一味違ったみそ汁や洋風アレンジの他、料理の調味料としても便利ですよ!
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小エビを利かせてほんのり磯の香り
乾燥小エビは風味がよく、ホウレンソウのグリーンと合わせれば彩りもばっちり。ほのかな磯の香りが漂います
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彩りに注目 紫芋パウダー
基本のみそ玉を、紫芋パウダーで色付け。赤い梅パウダーや、オレンジ色のニンジンパウダーでもアレンジできます
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ごま油を垂らして香りも楽しむ
みそに、ワカメと少量のごま油を混ぜ込みます。白ゴマをまぶしたら、香り高い中華風みそ玉の完成です
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とろろ昆布で食感に変化を
基本のみそ玉の周りにとろろ昆布をまとわせます。お湯をかけると、とろとろに溶けた昆布が美味
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ドライ野菜たっぷり
キャベツ・ニンジン・タマネギなど、ドライ野菜がたっぷり。シャキシャキの食感を楽しめます
いつものメニューに
隠し味
みそ玉は料理の隠し味としても使えます。いつもの料理に1個投入するだけで、だしの風味とコクをプラス。肉じゃが・ミネストローネともに、4人分の鍋にみそ玉1個の分量でOKです。