コープながはま内にあるベーカリー「ノア・BAKERY」
もうすぐバレンタインデー。大切な人に贈るチョコはやっぱり手作りにこだわりたいですよね。でも、喜んでもらえるかどうかはドキドキ…。そこで専門家に、贈る相手別の〝ほめられ系〟簡単レシピを教えてもらいました。
子どもと一緒にイベント感覚
〝デコ〟が決め手のチョコタルト
オーブンいらずの生チョコタルト
- 材料
クッキータルト12個分
- クーベルチュールチョコレート(製菓用のチョコ)80g
- 生クリーム(乳脂肪分36%以上のもの)40g
- バターまたはマーガリン(食塩不使用)10g
- 市販のタルトカップ12個
- トッピング適量
- 作り方
- ①バターまたはマーガリンは常温に戻しておく
- ②チョコレートを60℃で湯煎し、生クリーム、バター(またはマーガリン)を順に入れ、ツヤが出るまでよく混ぜる
- ③❷をタルトカップに流し冷蔵庫で冷やす
- ④表面が完全に固まる前に取り出し、好きなトッピングで飾り付け、さらに冷やす
自宅で料理教室を開く久米優里さんは2人の女の子ママ。自身の経験をもとに子どもと一緒に作れるレシピを教えてくれました。
「子どもたちのチョコ作りの楽しみはデコレーション。わが家の娘たちも時間をかけて飾り付けをしています。〝デコる〟時のポイントは、〝やりすぎかな?〟と思うくらい盛り盛りで! 大きめのパーツやミントの葉、花びらなど、立体的に飾り付けると、よりかわいくオシャレな見た目になります」
料理教室
「シェアードキッチン」
久米優里さん
友チョコ交換で差をつけよう
混ぜるだけのフォンダンショコラ
簡単フォンダンショコラ
- 材料
直径6cmカップ7個分
- 板チョコ3枚
- 無塩バター80g
- グラニュー糖80g
- 卵2個
- 小麦粉60g
- 純ココア10g
- ラム酒少々
- 作り方
- ①ボウルに板チョコ2.5枚分を割り入れ、バターも入れてレンジで1分加熱する
- ②❶を泡立て器でなめらかになるまで混ぜる
- ③❷の粗熱を取りグラニュー糖、卵を入れて混ぜる。さらに小麦粉、ココアを振るい入れ、ラム酒も加えてまぜる
- ④マフィン型のカップに❸を入れ、残しておいた板チョコ1片を中に埋め込む
- ⑤180℃のオーブンで10分焼いて、粉糖をかける
大津市でパン教室を主宰する北村恵子さんが教えてくれたのは、失敗知らずのフォンダンショコラ。友チョコにいかが。
「順番に混ぜるだけだからお菓子作り初心者でも大丈夫。ポイントは生地に埋め込む板チョコ。本来ならフォンダン用にガナッシュを作って生地の中に入れるところを、板チョコで代用して簡単に。理想のとろけ具合が実現しますよ」
粉糖をかける時は、チラシを好きな形に切り抜いて型代わりに使うと便利。食べる前にレンジで温めればできたてのような口あたりになります
「Coco-pan(ココパン)」
北村恵子さん
3つのフレーバーを堪能
大人男子に贈るチョコレートバー
※特別に作ってもらったため、販売はされていません
カラフルチョコバー
1.ラム酒ショコラ(写真中央)
- 材料
5本分
- チョコレート80g
- 生クリーム20g
- ラム酒小さじ1
- グラノーラ30g
- クッキー30g
- <トッピング>
- 飾り用チョコ・金箔(きんぱく)適量
- 作り方
- ①細かく刻んだチョコをボウルに入れて湯せんする
- ②❶が溶けたら生クリームを少しずつ加え入れ、なめらかになるまで混ぜる
- ③❷にラム酒、細かく刻んだグラノーラ、クッキーを入れ、さっくり混ぜる
- ④四角い容器に❸をスプーンで入れ、高さを成型する
- ⑤❹にトッピング材料を置き、冷蔵庫で冷やし固める
2.ほうじ茶ショコラブラウン(写真右)
- 材料
5本分
- ホワイトチョコ80g
- 生クリーム40g
- ほうじ茶葉2g
- グラノーラ40g
- クッキー40g
- <トッピング>
- ドライクランベリー・ピスタチオ適量
- 作り方
- ①細かく刻んだチョコをボウルに入れて湯せんする。
- ②生クリームを鍋で温める。そこへほうじ茶葉を入れて2〜3分蒸らす。茶葉をこして❶に少しずつ加え、なめらかになるまで混ぜる
- ③細かく刻んだグラノーラ、クッキーを入れ、さっくり混ぜる
- ④⑤ラム酒ショコラと同じ手順
3.キャラメルショコラ(写真左)
- 材料
5本分
- ホワイトチョコ80g
- 生クリーム20g
- 砂糖10g
- グラノーラ30g
- クッキー30g
- <トッピング>
- ドライオレンジ・アーモンド適量
- 作り方
- ①細かく刻んだチョコをボウルに入れて湯せんする
- ②砂糖を鍋にかけ、生クリームを少しずつ加えてキャラメル状にする
- ③❶に❷を少しずつ加え、さらにグラノーラ、クッキーを入れてなめらかになるまで混ぜる
- ④⑤ラム酒ショコラと同じ手順
びわ湖大津プリンスホテルのシェフパティシエ・須田悦夫さんが提案してくれたのは、〝男性目線〟で「こんなチョコがほしい」を実現したレシピです。
甘いものが苦手な人でも楽しめるよう「ラム酒やほうじ茶の香りをほんのりと、また、後口に苦甘さを残すキャラメルのフレーバーをきかせるなど、大人っぽい味わいに仕上げました」と須田さん。中にクッキーやグラノーラを入れているため、チョコレートが固まりムラを起こす心配もないのだとか。ざっくりとした食べ応えのある食感で男性のお菓子にぴったりでは。
今回は四角の箱に入れるため、細長く成型しましたが、「この箱に入れたいから」と、ラッピング重視で好きに成型するのも楽しいですよ
びわ湖大津プリンスホテル
シェフパティシエ
須田悦夫さん
- 「ぼくたち食べるだけじゃない、
作るのも好きです」
「男性はもらうだけじゃない」が新常識に?! 滋賀リビングスタッフが男性に実施したアンケートによると、87人中10人が「男性同士でチョコやスイーツを交換する」と回答。実際に自分で作ったスイーツを一部紹介します。
上の記事で紹介した須田シェフいわく、「男性は元々手先が器用で、凝り性。お菓子作りに向いていると思います」
使用するチョコレートは板チョコではなく、製菓用を使用してください。口に入れた時のなめらかさに差が出ます