〝聞こえの悩み〟に補聴器という選択肢を。新日本補聴器センターを見学してきた
食卓によく登場するハンバーグやサラダ。せっかく味に自信があっても〝おいしそうに見えない…〟と悩んだことはありませんか。今回、食のプロフェッショナルを多く輩出する日本調理技術専門学校の先生に、盛り付けのコツを聞きました。ぜひ家庭でも参考にしてみて。
盛り付けのポイントは
中心に寄せて高く盛ること
料理は、味はもちろん見た目も重要。少しの手間で印象がグッとアップしたらうれしいですね。「盛り付けるポイントは、全てにおいて、皿の中心に寄せて高く盛ること。皿の周りが余るように並べると、レストランのようになります」と鹿野さん。「また、彩りも重要。簡単な野菜炒めも、複数の具材を合わせれば、彩りもキレイになりますし、食感も楽しめます。最後、料理に〝命〟を吹き込むように丁寧に仕上げましょう」
盛り付けは、食べる人をイメージしながらすると、心を込めてできますよ。家族や大切な人を思いながら実践してみてください
- 話を聞いたのは
- 日本調理技術専門学校
フランス料理主任教員
鹿野正道さん - 25周年を迎えた学校を創立当時から支える。調理の技術以外にも、おいしく味わうすべを多くの学生に伝えています
付け合わせは味の相乗効果を生む
「肉料理は、赤系色の野菜、旬の青物、デンプン質(黄色)を合わせると、見た目も栄養もバランスがよくなります」。また、付け合わせは、味の相乗効果を生む役割も。「肉と野菜を交互に食べることで、飽きもこないですし、それぞれのおいしさをより実感できるようになります。もしお子さんが肉ばかり食べてしまう時は、〝もっとおいしくなる方法があるよ〟と教えてあげてください」
ハンバーグなどの肉料理は、この色合いとバランスが基本。全てを皿の中心に寄せ、添え物を高く盛るのもポイント
しっかり水気を切って高さを出す
葉物だけのサラダの場合でも、複数を組み合わせるとおいしさアップ。食感や味わいを複数楽しめることにより、苦い野菜を緩和する効果があります。盛り付けは平面的になりがちですが、葉物を重ねて高さを出すと、オシャレになります。
野菜は水っぽくなるのが一番NG。しっかりと水気を切り、水っぽくなる原因の塩・コショウやドレッシングは食べる直前にかけましょう。
トマトを上に乗せると、せっかく盛った葉物が重みでつぶれてしまうので、周りに飾って
麺はクルッと巻き、飾りをのせて高さを
パスタも麺をクルッと巻き上げて高さを出し、皿の中心に盛ると立体感が出ます。炒めた具材などはあえてフライパンに残し、周りに飾り、ソースは上部にのみかけると華やかに。1回で盛ろうとせずに、2〜3回に分けましょう。
一番上に香草やカイワレ大根、細切りにしたノリなどをのせると、さらに目を引くアクセントになります。
麺を巻き上げる際は、パスタをつかんだトングを立てながら皿を回すと簡単にできますよ
皿に一列に盛るだけで一気にイマドキ
買ってきた総菜を別々の皿に盛っていませんか。少量ずつ同じ皿に横並びにすると、一気にイマドキに! 角皿がより見栄えよくなります。「ゆで卵を半分にして、マヨネーズを斜めにかけたり、小ネギをペン先のように細く切ってのせるだけで見た目の印象は全然違います。総菜や昨夜の残りでも、この盛り付けで食卓に並んだら、家族も驚きますよ」と鹿野さん。
一つ一つの総菜を重ねて高さを出すことも忘れないで
盛り付け美人に
なるためのポイント
- 中心に寄せて天高く盛る
- 具材はなるべく皿の中心に寄せ、重ねられるものは積んで高さを出すと立体感が演出できます。
- 彩りを考えつつ、複数の素材を使う
- 1皿または1品の中に、複数の色を入れて見た目を華やかに。さまざまな食材が入ることで栄養バランスも整います。
- 丁寧な盛り付けを心掛ける
- 料理の完成が最後ではなく、〝どうしたらおいしく見えるか〟を考え、丁寧に盛り付ける。
◆白い皿は鉄板
- どんな料理も引き立てるのが白い皿。万能なので、さまざまな大きさを持っていると便利ですよ。
◆平面的な皿のバリエーションが豊富に
- 白以外にも、盛り付けるだで華やかさを演出するのがガラス皿。サラダや魚料理などにおすすめです。
- 最近話題なのが、黒い石でできた「ストーンプレート」。ちょっと工夫するだけでオシャレに。