
リッチな味わいのパンがずらり!瀬田のパン工房「ロゼッタ」
5月といえば新茶の季節。実は滋賀は隠れたお茶どころだって知っていましたか? 今回は、知れば思わず飲みたくなる〝近江の茶〟にまつわるあれこれを紹介します。
クイズ作製協力/一般社団法人 滋賀県茶業会議所、イラスト/かわすみみわこ
近江の茶の産地の特徴は?
現在滋賀県の主な茶の産地は四つ。甲賀市朝宮、甲賀市土山、日野町北山、もう一つは?
最澄が中国から持ち帰った茶の種を植えたとされる日本で最初の茶畑はどこにある?
お茶に含まれる栄養成分カテキンを多く引き出すには、どうすればいい?
農家で行う煎茶の製造工程で正しいものは?
滋賀県の荒茶(産地の製茶工場で加工されたままの茶)の生産量は全国何位?
写真は茶摘みの光景です。茶畑に立っている扇風機の用途は?
近江の茶の統一ブランドとして「琵琶湖かぶせ」がありますが、〝かぶせ茶〟とはどんなお茶?
新型コロナウイルスの影響で、昨年は一時お茶の消費が激減。滋賀県では消費拡大対策の一つとして、産地の有志や茶業関係者による県内の小学校での特別講座を行いました。
昨年10月から要望のあった15校に出向き(今年1月からはリモート)出張授業を実施。お茶の歴史や種類、産地のこと、おいしいいれ方について話し、またオリジナルティーバッグを子どもたちにプレゼントしました。「初めて知ったことがいっぱい」など、反応も上々だったそう。またこの学習をきっかけに、4小学校の児童が協力して「近江茶ようかん」を製作。期間限定の展示販売も行ったそうです。コロナをきっかけに、近江の茶に新しい流れが生まれつつあるかもしれません。
ティーバッグ3種を配布。家で飲み比べを楽しんだ子どもたちも
より多くの人に近江茶の良さを知ってもらいたいと、「滋賀特産品振興企業組合」と野洲市の「北川製茶」が共同でお茶を使った調味料を作りました。卵料理にぴったりの「卵かけごはん専用スパイス」(40g・500円=写真)は、煎茶が隠し味。ピザや麺類などに合う「八味とうがらし」(25g・500円)には、五種類の近江茶とトウガラシ・白ゴマなどを使用。化学調味料は不使用。県内の道の駅や直売店、下記店舗などで販売中。
「新型コロナウイルスの影響で余っていたお茶に行き場を与えたい」との思いで開発された「トラベルタンブラー たぬき&日本茶1種セット」(5400円)。甲賀市土山町の老舗日本茶専門店「丸安茶業」と食器メーカー「KINTO(キントー)」、切り絵作家の早川鉄兵さんのコラボレーション商品です。クラウドファンディングで資金を募り約2カ月間で達成、その後販売されることに。縁起ものの「信楽たぬき」がとっくりの代わりに急須を持っているデザインにも注目を。セットのお茶は3種類(煎茶・和紅茶・茎ほうじ茶)。タンブラー単体でも販売中(3080円・店頭販売のみ)。
かつての琵琶湖の色をイメージした「びわ湖のお茶」(写真右・15パック入り・1512円)が野洲市の湖魚つくだ煮店「ビワコドーターズ」で販売中です。甲賀市土山町産のほうじ茶と煎茶がベースとなっていて、マメ科の植物「バタフライピー」で着色しています。記者も飲んでみましたが、味はしっかり日本茶! 粉末の抹茶を使った「びわ湖のお茶」(写真左・1026円)も新登場です。