いけすのうなぎを炭火で焼き上げ、皮目はパリッと身はフワッとした食感が自慢!【うなぎ料亭 山重】
こんにちは。また比叡山について書いてしまう旺玉です。
比叡山延暦寺の「千日回峰行者特別祈祷」に参加してきました。
こちらは千日回峰行を終えられた大阿闍梨によるご祈祷(きとう)と、お加持(※)をしていただけるという催しで、毎年秋に行われています。今年は9月と10月に開催。予約制です。
※一般には、如来の力によって命ある者を加護すること
腹ごしらえは「ゆばどんぶり」
先にお昼を延暦寺会館2階の、レストラン「望湖」でいただきました。
「ゆばどんぶり」は生ゆばと海苔がたっぷりで、とろみのあるタレをかけて食べるとやさしいお味。小鉢にごま豆腐がついてるのもうれしいところ。琵琶湖を一望しながらの食事は最高でした。
お昼を食べ終えて横川中堂に移動。
千日回峰行者特別祈祷
まず受付で護摩木と紙でできた輪袈裟をいただき、護摩木に願い事と名前と数え年を記入して受付に渡します。
御堂に入るとゆったりした間隔で椅子が並べられていました。予約のハガキに指定された席に案内されて着席。
私の席はちょうど御本尊の聖観音菩薩の正面あたりでした。
護摩木が火にくべられると、大阿闍梨の向こうに次第に高くなった炎が見えてきました。
ゆらゆらと燃え上がる炎は高いところに火の粉を生じさせ、聖観音菩薩を照らし出します。見つめていると心が清められるような炎。
御祈祷中には自分の願いを祈念する時間があり、そこに集った人々の願いが護摩木の炎と共にひとつになるような気がしました。
その後大阿闍梨が内陣から出て来られ、ひとりひとりに不動明王の御真言を唱えながらお加持をしてくださいました。涼しい風が吹いてきて心身がさっと清涼な空気に満たされるような気持ちに。
最後に護符と粉末の炭が入った袋をいただきました。
具合の悪いときに護符の文字の部分をちぎって飲むと良いとおっしゃってました。水に溶ける紙だそうです。炭は護摩木を燃やしたもので、そちらも飲んで良いとのこと。
景色を見ながらひと息
帰りは峰道レストランで休憩。
こちらも大きな窓からびわ湖の景色が楽しめます。お天気がよかったので、対岸までクッキリ見えました。
お団子などの和菓子とアイスクリームの入ったかわいい「お山の満月パフェ」や、温かいぜんざいにごま豆腐を入れていただく「ごま豆腐ぜんざい」などちょっとひと息つけるメニューもありましたよ。
比叡山延暦寺は心が落ち着き、明日からも頑張ろうと思える場所。
しかもお堂を巡っているといつのまにか結構歩いているので、健康にも良さそうです。
ぜひ足を運んでみてくださいね。
天台宗総本山 比叡山延暦寺
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この記事を書いたのは
旺玉
大津市に住んで26年、本当に滋賀県が好きだなぁと思うこの頃。バスと徒歩であちこち行くのが楽しみ。身近にある素敵なところをお伝えしていきたいです。