「手作りこんにゃくのおいしさを多くの人に知ってほしい」と、大本山永源寺近くの集落に昨年11月オープンした「しきろ庵」。
端修吾さん・信子さん夫妻が原料となる芋の栽培から加工まで手間暇かけて作る、自家製こんにゃくを使った料理を味わえる古民家レストランです。
群馬県のこんにゃく農家の指導をもとに、自社農園で育てたこんにゃく芋をすりおろし、昔ながらの製法で作るこんにゃくは、プリッと心地よい食感と味のしみやすさが特徴。「芋の状態や気温などによっても出来上がり具合が変わるので、毎日試行錯誤しています」と信子さん。
メニューはもちろん、〝こんにゃく尽くし〟。刺し身、天ぷら、陶板焼き、ハンバーグなど、こんにゃくの七変化を楽しめます。もちろん、食物繊維たっぷりで低カロリーなのもうれしい限り。

甲南町の本店ほか、水口・岐阜と3店舗を展開する「らーめん亭 日向（ひなた）」。イタリアンや割烹（かっぽう）料理の店で修業を積んだ代表・松枝龍義さんがじっくり仕込む秘伝のスープが評判で、京都から訪れる人もいるという人気店です。
豚骨は国内トップブランド豚「山形平田牧場三元豚」を、鶏ガラは「宮崎県日向JAみやざき地頭鶏」を使用。素材の良さを引き出し、化学調味料や添加物を一切使わず作り上げたスープは豊潤でいてあっさりとした飽きのこない味わい。魚介だしや調味料、具材、5種類の自家製麺との組み合わせで、25種類のラーメンバリエーションを楽しめるのも魅力です。
「週に何度も来て下さる方も。50年でも安心しておいしく食べ続けられるラーメン！と自負しています」（松枝さん）