〝食〟で楽しむひなまつり
こんにちは、HOKOです。新年度、いかがお過ごしでしょうか。
少しずつ暖かくなり、あちこちでいろいろな花が咲き始めて、春を感じる季節になってきました。
南国育ちで寒いのが苦手な私にとって、やっとお出掛けシーズン到来です。
今回は、大津市本堅田「浮御堂」近くにある、創業120年ほどの「堅田で生まれた 治郎兵衛(じろべ)の豆腐」(上田豆腐店)をご紹介します。
レトロなのれんに引かれて来店
お店を見つけたのは、鹿児島からのお客さまと浮御堂に行く途中。
なんともレトロなのれんと、昔ながらの手作り製法という言葉に引かれました。
中に入ると、大きな冷蔵庫の中にいろいろな種類のお豆腐が並んでいます。
立ち寄ったのが夕方だったので、売り切れたお豆腐もありましたが、お話を伺うと、今は全部で13種類を作っていらっしゃるとのこと。
(木綿豆腐・絹こし豆腐・本にがり木綿豆腐・焼き豆腐・おぼろ豆腐・おあげさん・ふわふわあげ・サイコロあげ・厚揚げ・ひろうす・ゆば・くみあげ湯葉・豆乳)
どのお豆腐もおいしそうで迷います。
キョロキョロしていると、豆腐の置かれている冷蔵庫の横にパネルが。
近江八幡市の「コトユタカ大豆」を使用した、地元ならではの豆腐
ここのお豆腐に使う大豆は、近江八幡市の「コトユタカ大豆」を使っていらっしゃるとのことで、その大豆の生産から収穫までのパネルでした。
さらに奥を見ると、豆腐作りの機械やおけなどが。
これを見ると、1つ1つ心を込めて作っていらっしゃるのが伝わってきます。
地産地消で、大豆の生産から商品になるまでが見えるって良いなと思いました。
現在の店主は4代目さんで、今はご夫婦2人で作っているとのこと。
お2人での作業はご苦労も多いとのことでしたが、先代からのこだわりを守っていきたいという思いを感じます。
お話を伺って、改めて並んでいるお豆腐を見ると、全部買って帰りたい気持ちになりましたが、そうもいきません。
悩んで選んだのが、絹こし豆腐とおぼろ豆腐、そしておあげさん。
早速、夕食に絹ごし豆腐とおぼろ豆腐をいただきました。
まろやかで優しい口当たり
絹こし豆腐は、表面はしっかりしている感じで、中は柔らかい。
こんな食感があるんだな~と思いました。
おぼろ豆腐は、1丁を一人で食べられそうなくらい、優しくてまろやかな口当たり。
う~ん~♡幸せです。
おあげさんは、翌日のお味噌汁に。
油抜きをしなくても良い感じでした。
次回は、人気の豆乳に木綿豆腐、そして厚揚げを買ってみようと思います。
私のようにのれんを見て立ち寄るお客さんも多いようで、特に観光客の方は、入口の横に置いてある椅子に座ってお豆腐を食べることもあるそうです。
これからの季節、店先でおいしい手作り豆腐をいただくというのも良いかもしれませんね。