琵琶湖マリオットホテル「アフタヌーンティー」で優雅なひととき
こんにちは!ライターのユキガオです。
滋賀県大津市に、名物とされているお餅があるのをご存知ですか?
それがこちら。
本家力軒の「 辨慶(べんけい)力餅 」です。もちもちした食感が魅力のお餅と、抹茶パウダーの入ったきな粉がとっても美味しい和菓子。
そんな辨慶力餅を三井寺境内で販売する「本家力軒」が、大津の老舗和菓子店・叶匠壽庵の全面協力によってリニューアルオープンしたんです。
今回は、オープン前日に行われたテープカットの式典と試食会に参加してきましたので、その様子をお伝えします!
200年以上続く本家力軒がリニューアルオープン
三井寺(滋賀県大津市)の境内で200年以上続いてきたお茶屋さん『本家力軒』が、2018年9月8日にリニューアルオープンしました。
本家力軒で販売されている辨慶力餅は、抹茶入りきな粉パウダーをかけたもちもちのお餅。このお餅を、和菓子の『叶匠壽庵』の全面バックアップのもと、本来の力餅の味に近づけるべく改良されたそうです。
それと同時に、店舗も改装されて新しくなっています。
お店の前だけでなく、その隣にまで広がった飲食スペース。その場で食べられるメニューがあるので、広いスペースの好きなところに座ることができます。
緑の下、広々とした飲食スペース
静かな境内で、緑に囲まれてお茶をいただく。それだけで心が満たされそうです。
隠れた名物ではなく、本物の名物にしたい
リニューアルオープンの前日に開催されたテープカットと試食会に参加してきたのですが、ここでは叶匠壽庵の柴田社長、三井寺の福家執事長、そして本家力軒の平岩役員からご挨拶がありました。
三井寺の福家執事長は「隠れた大津の名物を、本物の名物にできたら…」と、これからも長く辨慶力餅が愛されるように、そして本家力軒が三井寺とともに続いていくようにとお話されていました。
テープカットの際には、三井寺のキャラクターである「べんべん」が法螺貝を吹くパフォーマンスも。
これまで続いてきた歴史を受け継いでいこうという思いと、リニューアル後の本家力軒への期待に満ちた、和やかで厳粛な雰囲気のテープカットの儀式でした。
ちょっと大きくなった柔らかな力餅は絶品
いよいよ、新しくなった辨慶力餅をいただくことに…!
叶匠壽庵の協力のもと改良された辨慶力餅には、抹茶と和三盆糖を混ぜ合わせた国産きな粉がたっぷりまぶしてあります。温かいほうじ茶とお餅2本のセットで税込300円。境内のイートインスペースでいただくことができます。
求肥で作られたお餅は、持ち上げるだけでその柔らかさが伝わってくるほど。まぶしてあるきな粉を落とさないように、そっといただきましょう。
実はこのお餅、以前に比べてちょっと大きくしたんだとか。「力餅」という名前にふさわしい大きさに、2本いただくだけで大満足のボリュームです。
きな粉は、抹茶の風味がするものの苦みなどはなく、あっさり食べられます。和三盆糖の甘みが優しくて、ホッと一息つくのにぴったり。ほうじ茶ともよく合います。
さらに、しゃりっとした食感がとても印象的。これは、お餅ときな粉の間にシュガーグレーズという砂糖と蜜を混ぜたものがかかっているからなんです。ぜひ食感も楽しみながら食べてみてください。
自然あふれる三井寺で大津名物・力餅を味わおう
豊かな緑に囲まれた三井寺。その広大な敷地の一角に、本家力軒はあります。ぐるっと参拝してちょっと疲れたら、お茶と一緒に辨慶力餅を食べて一休みしましょう。持ち帰り用として購入することもできますので、お土産にしてもいいかもしれません。
また。テープカットで法螺貝のパフォーマンスを披露していたべんべんは、三井寺の広報僧として活動しているゆるキャラ。写真をお願いすると、いろんなポーズで気さくに対応してくれました。見かけたら記念写真をお願いしてみてもいいかもしれません。
ぜひリニューアルした本家力軒の辨慶力餅を味わってくださいね!
文・撮影:ユキガオ( @yukigao_22 )
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