料理がより味わい深く 味を左右する切り方の工夫
魚料理は下処理に手間がかかりそう…、と敬遠しがちな人も多いかも。そこで〝手軽さ〟をキーワードに、今が旬のタイ、サワラ、シラスなどを主役にしたレシピをプロの料理人に考案してもらいました。春の魚を食卓に取り入れて。
撮影/橋本正樹、三國賢一
紙面協力/京都リビング新聞社
シラスで作るスペインの定番オムレツ
マダイのアヒージョはだし汁で一体感を
「トルティージャとはスペイン風の厚焼きオムレツです」と話すのは、「estilo h」のシェフ・畑下公平さん。
現地では、生ハムなどを加えるところを、今回はシラス入りにアレンジしてバーガーに。味の決め手はアリオリソース(ニンニク入りマヨネーズ)です。「スペイン料理の定番の組み合わせ」とのこと。冷めてもおいしいトルティージャは、お弁当にもぴったりです。
アヒージョはオイル煮のイメージがありますが、畑下さんによると「油と同量くらいの水分を足すのがコツ。塩がオイルに溶けやすくなります」。
タケノコの煮物を活用し、その煮汁を加えてもOK。その場合は塩を減らすなどして調整を。