日野小学校の裏手に今年１月オープンしたばかりの「珈恋（こっこ）」。庭の見えるナチュラルな空間で、自家焙煎のコーヒーと落ち着いた雰囲気を楽しめるカフェです。店内はふらりと一人で立ち寄る男性客も多く、早くも地元の憩いの場になっているよう。
脱サラ後、独学でコーヒーの技術を学んだというマスターの山縣淑隆さんが扱うのは、品質の高いスペシャルティーコーヒー。女性好みのマイルドなテイストや、スイーツに合うような深みのあるものなど、３種類のオリジナルブレンドをそろえています。
「焙煎やひき方など条件によって味わいが変わる奥深い世界。豆の甘みがふわっと広がるようなコーヒーを目指しています」とほほ笑む山縣さん。
おいしく進化する１杯を飲みに、何度でも通いたくなります。

西国三十三カ所のひとつ長命寺の門前に、昨年６月から店を構える「長命庵」。厚生労働省認定の「麺料理専門調理師」の資格を持つ店長・伊野公基さんが毎日打つこだわりのそばを味わえます。
「品種や産地、ひき方、打ち方によって味が変わるのがそばの魅力。常に最高の状態のものをお出しできるように心がけています」と伊野さん。
メニューは二八そばを中心に、厳選した国産粉で作る十割そばも用意。風味豊かで喉ごしのいい細麺がうま味たっぷりのつゆと絡んで、そばの滋味を堪能できます。
地元食材や旬の野菜を使った期間限定メニューも多彩。風味豊かな野洲産のごぼう天ぷらがついたそば（1180円）や、３月には近江八幡産の原木しいたけを使ったそば（入荷状況により用意できない場合あり）が登場。京都、大阪からのリピーターも増えているそう。