湿気や気圧が原因に 季節の健康トラブル
何年も同じメイクを続けていると、どこか古い印象になったり、肌質や顔立ちの変化から「しっくりこない」ということが。そこでメイクのプロに、大人世代の今どきのメイク方法を教えてもらいました。
撮影/武甕育子 記事提供/京都リビング新聞社
キーワードは〝抜け感〟 〝アーチ眉〟や〝ツヤ肌〟が人気
「近年は顔全体にナチュラルで柔らかな〝抜け感〟を出すのがトレンドです」と教えてくれたのは「OHBL BEAUTY DOORS(オーブル ビューティー ドアーズ)」の代表で、リビングカルチャー倶楽部講師の奥田浩子さん。
「トレンドを構成するのは、色・形・質感の三つの要素。今は韓国風メイクの影響から、眉山の目立たない〝アーチ眉〟や透明感のある〝ツヤ肌〟が人気です。アイラインやマスカラにオリーブ色や赤紫系のバーガンディー色を使うのも、今どきな印象に。とはいえ、似合う色は人それぞれなので、形や質感も参考にすることでトレンドを押さえた雰囲気になりますよ」
30代、50代の読者2人をモデルに、具体的なメイク方法を実演してもらいました。
30〜40代トレンドは自分に合ったものだけを取り入れて
「家事、育児、仕事と多忙な30〜40代は、ライフスタイルと同じようにメイクも自分自身を見つめ直すタイミング」と奥田さん。
「たとえば面長さんや目・鼻の形が直線的な人のアーチ眉は、顔全体に柔らかさがプラスされて調和のとれた雰囲気に。逆に、丸顔さんや顔のパーツに丸みがある人は、眉頭から眉山にかけて直線的なラインにすることでメリハリがつきます。
トレンドのすべてをまねしようとせず、自分に似合う取り入れ方にしましょう。
大切なのは、自分の顔を客観的に分析し、特徴を理解すること。パーソナルカラー(※)や骨格がわかっていれば、トレンドが変わっても、自分をより美しく見せるスタイルに応用できます」
今回モデルになってくれたのは、読者の豊田芽実さん(36歳)です。
※その人が生まれ持った肌・瞳・髪など体の色に似合う色やなじむ色のこと
「非対称な眉や隠しきれないシミが悩みでしたが、ポイントを押さえるだけでこんなに印象が変わるんだとびっくりしました!」(豊田さん)
- アイブロー(眉)
- ゆるやかなアーチ状になるよう、ペンシルやパウダー、眉ばさみなどで形を整えます。左右で眉の位置が違う場合、「高い方は下げ、低い方は上げる」を意識して両眉の中間の高さに調整するとバランスの良い位置に。眉の形ができたら、さらに肌の色に合わせ明るい色のパウダーを重ねていくことで、ふんわりとした立体感を出すことができます。
- アイメイク
- アイシャドーは単色または2色までがベター。下まつげの際にも薄く色をのせると、頬の縦幅が短くなり小顔に見えます。アイラインやマスカラはトレンドカラーを使用。
- チーク・ハイライト
- チークは自然な血色を意識し、頬骨に沿って俵形に薄く塗って。ハイライトはピンポイント使いがおすすめ。鼻の付け根、鼻頭、頬の一番高いところ、上唇の山の部分に入れます。鼻筋全体に入れると面長に見えるので注意を。
- リップ
- 上唇はもとのサイズより少しだけ広めにリップを塗ると、人中(鼻と口の間にある縦の溝)が短く見え、小顔効果が。唇の中央のみにグロスを重ね、ツヤを出します。