大津でびわ湖とドイツを満喫【ドイツレストラン ヴェルツブルグ】ペット連れ可
こんにちはHOKOです。
女性なら一度は着てみたいと思う、ウエディングドレスや色打掛。
それが地元の、滋賀の技術を使った衣装だったら更に思い出深いものになるのではないでしょうか。
今回、滋賀がギューッとつまった「和紙糸ちりめんの色打掛」ができたと聞き、お披露目会に出席してきました。
会場は草津宿本陣。
「和紙糸ちりめんの色打掛」はこちらです。 ⇓
2017年度にプロジェクトを立ち上げて、生地選びから多くの皆さんの力を合わせ、4年の歳月をかけて出来上がったもの。
生地は、和紙を用いた糸で織りあげて、はまちりめんの製法で培った織物製法技術で織り上げたものを選んだそうです。
ベースのピンクは滋賀県産のバラの花びらで染められていて、絵柄には、近江八景やカイツブリなど滋賀の名所や名産の柄を全面にあしらわれていました。
柄の中に草津市の花「あおばな」を見つけました。
私は滋賀に来るまでこの花を知らなかったので、ビックリ!
「あおばな」は、「つゆくさの変種で背丈が約1mにまで伸び、6月下旬から8月下旬にコバルトブルーの花を咲かせますが、花は太陽に弱く、お昼までにしぼんでしまう栽培の難しい花」とのこと。
また、この「あおばな」の色が鮮やかで水に溶けやすいことから、友禅染の下絵を書くのに都合がいいので友禅染の普及と共に栽培が進んだそうです。
「見た目より軽くて、着心地良いです」と話すのは、この色打掛を着ている令和3年度観光PR使節「グッドウィルナー草津」の高橋美由希さん。
そして、高橋さんをエスコートしていた橋川渉草津市長のブルーのジャケットも和紙素材で、ネクタイは湖南農業高校の生徒さんが「あおばな」で染めたものだそうです。
ジャケットも軽くて通気性が良いと橋川草津市長のコメント。
次に披露されたのはウエディングドレス「AOBANA」。
ウエディングドレスは2017年に誕生したのだそう。
そして、着ているのは令和3年度「グッドウィルナー草津」の清水くるりさん。
こちらも和紙糸を生地として織り上げたもので、素材感を生かすためにAラインのドレスに仕立てたとのこと。
ウエストラインのベルトと髪飾りのロイヤルブルーが、アクセントになっていました。
ベルトと髪飾りは、湖南農業高校の生徒さんが「あおばな」で染め上げたのだそうです。
「見た目より軽く着心地良いです。生地は国産のバラで染めています。皆さんにすすめたいです」と清水さん。
2着とも近くで見ると、和紙の風合いを感じましたが、ぱっと見はわからなかったです。
技術の素晴らしさが伝わる衣装でした。
本当は触ってみたかったのですが、そこは我慢。
暑い中ではありましたが、グッドウィルナー草津の2人からは笑顔が溢れていました。
サムシングブルーと言って、結婚式で青いものを身に着けると幸せになると言われています。
コロナ渦で結婚式を縮小したり、写真だけという方もいらっしゃる中、地元の方々の思いがギュッと込められた衣装を身にまとって大切な記念日にするというのもステキだと思いました。
ご紹介した色打掛とウエディングドレスは、8月10日から草津市にある「クサツエストピアホテル」のロビーで展示されているそうです。