カノン・ナリスケ
こんにちは、あみるです。
私が、毎月18日に楽しみにしていること。
それは、日陽(ひなた)山東光寺で行われる、護摩祈祷(ごまきとう)。
「護摩」とは…
インドを起源とする修行で、火を焚いて、その火の中でさまざまなお供え物を燃やすことにより、仏さまに祈りを捧げること。
皆さんもお寺で、護摩木と呼ばれる細長い木に、願い事(家内安全や合格祈願など)と名前、年齢を書いて、お寺に納めたりしたことありませんか?
お寺では、その護摩木を、護摩祈祷のときに、燃え盛る火のなかへ投げ入れ、その煙を天に届けることで、神様に祈願を聞き届けてもらっているのです。
この護摩祈祷、日陽山東光寺では、毎月18日に行われていて、熊野から山伏の立石公正行者がお越しになり、執り行われています。
東光寺の澄んだ空気、行者様たちの凛々しいいでたち、法螺貝の響き、放弓や刀剣でこの場を清める儀式の行者様の所作のかっこいいこと!!
1年前に、初めて連れて行ってもらったときに、すっかり、魅了されてしまった私です。
日陽山東光寺はここにあります
「日陽山」は、近江富士と呼ばれる「三上山」と「妙光寺山」の間にあります。所在地は、滋賀県野洲市北櫻。
その麓に、東光寺があります。
琵琶湖を挟んで、西の比叡山延暦寺と対峙するところにあり、由緒のあるお寺だそうです。
日陽山東光寺の護摩祈祷
読経と共に執り行われる、護摩祈祷。
本殿の後ろに大きな岩があるのがわかりますか?
そこに、線描で書かれた、出世不動尊の名で呼ばれる「不動明王磨崖仏(まがいぶつ)」がいらっしゃいます。
ご本尊様ですね。とても良いお顔の穏やかな不動明王様。
こんな山中に、とても大きな岩が一つ、ドーンとあって、その大岩に不動明王様が描かれている。そして、古の時代から、みんなの信仰を集めている。。。浪漫だなあ〜って思います。
大岩の裏側には、たくさんのお地蔵様。
参道途中、コバルトブルーの神秘的な妙光寺御池
東光寺に向かう途中に池があります。昔、農業用に作られたため池のようです。
対岸に、「三上神社」という、小さな神社があります。
三上山麓の、あの有名な御上神社や、同じ名前の国道沿いの三上神社とは違い、とっても小さな神社。
そこの池がとても神秘的なんです。
池の色が、不思議なコバルトブルーというか、エメラルドブルーというか(バスクリンを入れたような色)。
ただのため池ではないなあ〜〜そんな雰囲気を感じる不思議な池でした。
ハイキングコースにもつながっていますよ
南に三上山を仰ぐ山中に鎮座する大岩周囲を取り囲む古墳群。
古来より神聖な場所として祭事が行われて来たのだろう、日陽山東光寺。
下界からはほんの少し離れただけなのに、このなんとも清々しい空気感!! 体が浄化されます。
東光寺から、三上山や妙光寺山へ、ハイキングもできるようです。
ぜひ、行ってみてくださいね。
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この記事を書いたのは
あみる
「琵琶湖の見えるところで暮らしたい」という夢を、65歳にして叶えた、アロマセラピスト&お財布鑑定士の、あみるです。京都伏見から引っ越してきました。大好きな滋賀の魅力をたっぷりお伝えしたい。