ガーデンミュージアム比叡の花々と「あしべゆうほ【画業50周年記念】原画展」を堪能!
夏の風物詩・花火。滋賀県内各地では、さまざまな趣向を凝らした大会やイベントが数多く開催されます。その見どころや鑑賞ポイントを知っておくと、花火がより楽しめますよ。
写真提供/(公社)びわこビジターズビューロー
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滋賀県と中国湖南省との友好提携35周年、ミシガン州との姉妹提携50周年を記念した花火を含む約1万発が打ち上げられます。
8月7日(火)
2018びわ湖大花火大会❶午後7時30分~8時30分
❷荒天時は8月10日(金)に延期
❸大津市浜大津
滋賀県営大津港沖水面一帯
❹JR「大津」「膳所」駅から徒歩15分、京阪電車「びわ湖浜大津」駅から徒歩5分
❺びわ湖大花火大会実行委員会事務局
=☎077(511)1530❶開催時間 ❷雨天・荒天の場合 ❸場所 ❹アクセス ❺問い合わせ先
写真提供/草津ヨシ松明まつり実行委員会
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琵琶湖で刈り取られたヨシの松明(たいまつ)の炎と、約1000発の花火が草津の夏の夜を幻想的に彩ります。今年は花火もスケールアップし、草津でしか見られない景色が堪能できます
7/28(土)
草津ヨシ松明まつり❶午後3時~8時(花火は7時50分頃開始)
❷雨天決行、荒天中止
❸草津市/烏丸半島特設会場(琵琶湖博物館駐車場内)
❹JR「草津」駅から近江バスで「琵琶湖博物館」停下車すぐ
❺草津ヨシ松明まつり実行委員会 =☎077(568)0075❶開催時間 ❷雨天・荒天の場合 ❸場所 ❹アクセス ❺問い合わせ先
写真提供/長浜市観光振興課
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打ち上げ数が約1万発の花火は音と光のコラボにより見ごたえアップ。柿木さんが開発した、全国でも珍しい青色の花火「ブルー・インパルス(青い衝撃)」にも注目を
7月27日(金)
長浜・北びわ湖大花火大会❶午後7時30分~8時30分
❷雨天決行、荒天中止
❸長浜市/長浜港湾一帯
❹JR「長浜」駅から徒歩10分
❺北びわ湖大花火大会実行委員会 =☎0749(65)6521❶開催時間 ❷雨天・荒天の場合 ❸場所 ❹アクセス ❺問い合わせ先
写真提供/湖南市観光協会 ※写真はイメージです
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会場では大栄スイカの早食い競争、音楽ライブなども実施。祭りのフィナーレを飾る大花火では「ブルー・インパルス」を含む約7000発が打ち上げられます
8月4日(土)
第14回 湖南市夏まつり❶午後4時〜8時30分(花火は8時〜)
❷荒天中止、花火のみ8月5日(日)同時刻に延期
❸湖南市/野洲川親水公園
❹JR「甲西」駅から徒歩30分
❺湖南市三大まつり実行委員会 =☎0748(71)2157❶開催時間 ❷雨天・荒天の場合 ❸場所 ❹アクセス ❺問い合わせ先
写真提供/コトナリエ実行委員会
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初日のフィナーレを飾るのは、約1000発の打ち上げ花火と30万球のイルミネーションの共演。音楽と花火をコンビネーションした演出も見どころです
8月4日(土)
コトナリエ サマーフェスタ2018 打ち上げ花火❶午後8時30分~ ※イルミネーションの点灯は8月4日~15日(水)の午後7時(初日は6時30分)〜9時30分に実施。8月6日(月)~8日(水)は休み
❷雨天決行、花火は荒天時は5日(日)同時刻に延期
❸東近江市/近江ひばり公園
❹初日のみ道の駅「あいとうマーガレットステーション」からシャトルバス運行
❺コトナリエ実行委員会=☎050(5801)0277❶開催時間 ❷雨天・荒天の場合 ❸場所 ❹アクセス ❺問い合わせ先
「滋賀県は中央に琵琶湖があるため、山や建物などで視界が遮られにくい。打ち上げ場所周辺はもちろん、遠く離れた対岸から観賞できることもあるので、花火をさまざまな角度から眺められます。また、空だけではなく、湖面に映る花火の幻想的な光景も見どころ。2つの美しさを同時に楽しめるのが大きな魅力ですね」。そう話すのは、県内唯一の花火メーカー・柿木(かきのき)花火工業(長浜市)の代表取締役、柿木博幸さん。
こうした滋賀ならではの良さが光る花火大会は、毎年県内のあちこちで行われていますが、「それらを地元の花火師らで行うことで、ますます地域を盛り上げたい」と柿木さん。実際にこの特集で紹介したB〜Eの大会にも携わっています。
他府県の花火師も注目する激戦区の一つといわれる滋賀。各大会の花火師らが腕を競い合い、地元の夏を盛り上げているのです。
柿木さんに花火の観賞ポイントを聞きました。「日本の花火は、一発ごとに動きや色の変化、光るタイミングなどに工夫を凝らします」。一気に開いて豪快に散ったり、はかない余韻を残したり。花火はテーマを表現する〝一瞬の物語〟なのだとか。
一方、海外では花火の大きさや打ち上げ数などを重視。最近は和洋の繊細さとダイナミックさを併せ持った構成が増えているそうで、音楽や照明などと一体化させた演出も行われています。
「見る人が飽きずに驚きや感動を体験できるよう、花火師は工夫を凝らしています。一つ一つの花火やイベント全体をストーリーとして観ると、花火の楽しみが深まりますよ」
柿木花火工業
柿木博幸さん
手にしている一尺玉は、打ち上げると上空400mで直径300mの花火に