【大津市】宇佐山城跡で信長が見下ろした近江の風景を!
こんにちは、ライターのナイです。
以前、建築工房おおすみさんが手がける建築中のお宅にお邪魔したのですが、ついに完成したとご連絡がありました!
入居前のお宅をさっそく見学してきました。
それがこちら!
どっしりと構えた和風の佇まいがおしゃれ……。
一文字瓦や金属製の雨どいが品の良い雰囲気を生み出しています。
きっとこだわりがたくさんあるんだろうなぁ、と入る前からワクワクしますね。
天然素材にこだわった家族団らんの場
施主さんのご家族は、ご夫婦にお子さんが2人。
一番のこだわりは「天然素材を使った手づくり」という点だそう。
健康を意識して、体に優しい素材で建てられています。
まずびっくりするのが、存在感のある梁と天井です。
こちらは大工職人さんが目利きし、手作業で削り出した国産の杉の木が使われています。
中に入ってまず目にする場所だからこそ、開放的な造りが心地よく感じます。
そして、リビングダイニングキッチン。
以前お邪魔したときと雰囲気が……全然違う!?
前回は床が保護されて隠れていたし、壁も漆喰(しっくい)を塗っている最中だったので一部基礎が見えていたんです。
この空間で注目なのは、なんといっても木の美しさ。
建築中を知っていると、職人さんたちの手しごとがこのようになるのか……と感動しました。
家族が集まる場所だからこそ、素材にもこだわりが。
なんと床は桜、柱は檜、天井は杉とすべて違う木を使っているのだとか。なかでも床に使われている桜の木は硬い材質なので、物を落としたり引っ掛けても傷つきにくいのが特徴です。
今は真新しい無垢の木も、長年住めば落ち着いた風合いになるそう。
家族の成長とともに家が馴染んでいくと言うべきか……木の家ならではの感覚で、素敵だなぁと思いました。
隣には4畳半の畳スペースもあり、寝転がってくつろげるのが嬉しいですね。
ライフスタイルに合わせた家づくり
間取りや家具にもライフスタイルに合わせた工夫がありました。
今回はその中から3つ、施主さんのこだわりをご紹介します!
その1 カウンターキッチンの収納棚
ダイニング側に設けたオーダーメイドの棚は、お子さんのおもちゃや大判サイズの絵本も立てて並べられる高さと奥行きになっています。
散らかりがちのリビングダイニングもスッキリ片付けられそうですね。
その2 家事室
2階にある2畳ほどのスペースはその名の通り、洗濯物を干したりアイロンがけできる部屋です。こちらは共働きの奥さんたっての希望。
たしかに働いていると朝干す時間がなかったり、急な悪天候でも洗濯物を取り込めずやきもきすることがあります……。
時間帯や天候を気にせず洗濯物を干せるのはとてもありがたいですよね。
その3 勝手口の土間
玄関より広い土間は収納スペースもたっぷり。
将来犬を飼いたいとのことで、お散歩後の汚れのケアもここでできるようになっています。
理想をかなえる、作り手の熱い思い
見学していると「将来を見据えたときほしいもの」「こう暮らしたい」という、施主さんの思いが隅々まで反映されているとわかりました。
玄関は珍しい「ヘーベシーベ」というスライド式の扉です。気密性が高く、空気が冷えやすい玄関・勝手口周りにぴったり。
最初は高さのある屋根の形を活かして高い位置に窓をつけ光を取り入れる予定でしたが、掃除が大変という問題があり、扉の半分がすりガラスタイプのものを採用したそうです。
階段の手すりは一本の木から仕上げたもの。玄関の梁と同じく、職人さんが奈良まで足を運んで選んだのだそう。
こうした細部のしつらえを見ていると、建築中に丁寧な仕事を心がけておられた職人さん、工務店さんの姿を思い出しました。
その上でプロの経験に基づくアイディアや粋な演出も取り入れ、まさに住み手と作り手が一緒になって実現した家なのだと実感。
完成見学会の予約受付中!
住む人の考え方や暮らし方に合わせた家には「ここまでこだわっていいんだ!」「確かにコレがあると便利だ!」と意外な発見が隠れていました。
こちらのお宅の完成見学会は2月29日(土)、3月1日(日)に開催されます。(事前予約制)
私が見学したのは入居前のタイミングでしたが、見学会当日は入居後で施主さんもいらっしゃるそう。
実際に家具家電を置いたときの雰囲気などもわかるのではないでしょうか。
特に天然素材、木の家を建てたいと考えている方はぜひ見学に訪れてみてくださいね。
建築工房おおすみ
建築工房おおすみhttp://kobo-osumi.com/
住所:滋賀県甲賀市水口町虫生野1192-1 VALLEY・VILLA K 1階
TEL:0748-69-7655
FAX:0748-69-7645
E-mail:kobo.osumi@gmail.com